面接の志望動機は履歴書と同じでも大丈夫? 伝え方のポイントも解説

#面接 #志望動機 #履歴書と同じ

就職活動の面接で「志望動機」をどのように伝えるべきか、悩む方も多いでしょう。本記事では、履歴書に書いた志望動機と同じ内容を面接でも話してよいのか、その判断基準を解説します。あわせて、面接で好印象を与える伝え方のコツや、避けたいNG例も紹介します。志望動機を考える際の参考にしてください。

目次

面接の志望動機は履歴書と同じでも大丈夫?

面接の志望動機は履歴書と同じでも大丈夫? 伝え方のポイントも解説

就職活動の面接では、「志望動機」は非常によく聞かれる質問のひとつです。履歴書やエントリーシートに書いた志望動機をそのまま話してよいのか、疑問を持つ方もいるでしょう。ここでは、面接での志望動機の伝え方を詳しく解説します。

ベースとなる内容は同じで大丈夫

面接で伝える志望動機は、履歴書に記載した内容と同じで問題ありません。ただし、履歴書に記載した内容を丸暗記し、そのまま答えるのは避けましょう。面接では、履歴書に書ききれなかった志望の背景や自分の考え、熱意などを詳しく伝えることが求められます。

履歴書とまったく違う内容にするのはNG。一貫性が重要

面接では、履歴書やエントリーシートに書いた志望動機とまったく異なる内容を話してしまうと、面接官に「本音が見えない」と受け取られてしまう可能性があります。
たとえば、履歴書に「ゼミ活動でチームワークを生かしながら共同研究を進めた経験」と記載しているにもかかわらず、面接では「大学ではひとりで黙々と取り組むスタイルが合っていました」と話してしまうと、内容に食い違いが生じます。
こうした一貫性の欠如は、「自己分析が不十分なのでは」「本当のことを言っていないのでは」といった疑念を生む原因になりかねません。履歴書の文面をそのまま繰り返す必要はありませんが、話の根本的な方向性はそろえておくことが重要です。
一貫性のある受け答えを心がけることで、自分の言葉に説得力と信頼性が生まれ、面接官にも好印象を与えることができます。

新しい内容を話したいなら伝え方に注意

面接中は、履歴書に書かなかった話題を取り上げることもあります。その際は、履歴書の内容と矛盾がないか、一貫性が保たれているかといった点に注意しましょう。また、新しい情報を伝えたいときは、「履歴書では触れていませんが」「より具体的にお話しすると」といったワンクッションを挟むのがポイントです。そうすることで話の流れが自然になり、唐突な印象を与えにくくなります。

効果的なアピールをするには、「志望理由の具体的なきっかけ」や「自分なりの企業研究の結果」など、履歴書ではスペース的に書ききれなかったことを補足情報として伝えましょう。志望動機を明確にし、履歴書とのつながりを意識して話すことで、説得力が生まれます。

面接時に志望動機を聞かれる理由

「志望動機は履歴書やエントリーシートに書いてあるのに、面接であらためて質問されるのはなぜなのか」と疑問に思うこともあるでしょう。これは、書類に書かれた内容をより具体的に掘り下げることで、どれだけ意欲や熱意があるのか、本心から志望しているのかを見極めるためです。

また、面接では「入社後にミスマッチが起きないか」という視点からも志望動機がチェックされます。面接官は、企業の風土や仕事内容に対する認識、企業と就活生の相性を確認し、選考の判断材料にしています。

面接での志望動機の伝え方のポイント

面接では、限られた時間の中で自分の思いや考えをわかりやすく伝えることが大切です。話す内容が重要なのはもちろんのこと、伝え方によっても印象は大きく変わります。ここでは、志望動機を効果的に伝えるためのポイントを紹介します。

結論ファーストで簡潔に伝える

面接で志望動機を伝えるときは、最初に結論を述べるよう意識しましょう。たとえば、初めに「志望する理由は〇〇です」と明確に述べることで、面接官にも内容が伝わりやすくなります。話が長くなりすぎないよう、1〜2分でまとめるのが理想です。伝えたいことが多くても、話が長引くと要点がぼやけてしまうので注意しましょう。

また、本番で落ち着いて話すためには、事前の練習が不可欠です。言いたいことを整理しておけば、緊張していても自信を持って伝えられます。

具体的なエピソードを盛り込む

志望動機を伝える際には、自分の経験に基づいた具体的なエピソードを加えることが大切です。どのようなきっかけでその業界や企業に興味を持ったのか、どんな経験を通じて志望する気持ちが強まったのかを話すことで、内容に説得力が生まれます。
また、エピソードを交えることで、他の就活生との差別化につながるというメリットもあります。実体験に根ざした話は個性が伝わりやすく、面接官の印象にも残りやすくなります。

採用担当からの質問に備える

志望動機を伝えたあとに、面接官から「その経験から何を学んだのか」など、内容をさらに掘り下げるための質問をされることがあります。

そのため、志望動機を考える際は、伝えた内容に対してどのような質問が来そうなのかを事前に想定し、準備しておくことが大切です。自分の話に矛盾や曖昧な部分がないかを見直し、スムーズに答えられるようにしておきましょう。

表情や声のトーンも注意する

面接で受け答えをする際には、表情や声のトーンにも気を配ることが大切です。話の内容がまとまっていても、無表情だったり声が小さかったり、話し方が平坦だったりすると、自信がなさそうに見え、熱意が伝わりにくくなってしまうことがあります。意欲を伝えたい場面では、感情を込めて話すことを意識しましょう。自然な笑顔を交えたり、声に抑揚をつけたりすることで、面接官にポジティブな印象を与えることができます。

志望動機で避けたい内容

志望動機を述べる時間は、自分らしさを伝えるチャンスである一方で、伝え方を誤ると評価を下げてしまうおそれもあります。面接官に好印象を持ってもらうために、避けた方がよい表現について紹介します。

「給与や福利厚生がよい」

企業選びの際に、「給与が高い」「福利厚生が整っている」といった条件面を重視する方は少なくありません。ただし、選考の場で志望動機に条件を挙げることに関しては、慎重になる必要があります。なぜなら面接官に、「もっとよい条件の会社があれば、そちらに行ってしまうのでは」といった懸念を抱かせることにつながるためです。

企業は、長く自社で働いて成長し、事業に貢献してくれる存在を求めています。条件だけが動機に見えてしまうと、「企業への関心は浅いのでは」と受け取られかねません。そのため、志望動機を尋ねられたときは、「なぜこの企業なのか」「どんな仕事に取り組みたいのか」など、自分の考えや将来像と結びつけて伝えることが求められます。たとえば、「事業のビジョンに共感した」「特定のサービスに魅力を感じた」「自分の強みが生かせそうだと感じた」などです。思いが言葉に乗っていれば、説得力のある志望動機になります。

「貴社で学びたい」

就職活動では、「貴社で成長したい」「多くのことを学びたい」といった言葉を志望動機に盛り込む方も多いかもしれません。前向きな姿勢に思えますが、伝え方によっては受け身な印象を与えてしまうことがあります。

企業側が重視するのは、成長意欲そのものだけでなく、「どのように仕事に取り組み、どんな価値を提供してくれるのか」といった具体的な行動のイメージです。「学ぶこと」を志望理由の中心に置いてしまうと、「教えてもらうことが前提になっている」「主体的に仕事に向き合う意識が低い」と受け取られる可能性があります。

成長したい気持ちを伝える際には、「何を学びたいか」だけでなく、「学んだことをどう生かし、どのように企業に貢献していくのか」といった視点を加えることが大切です。たとえば、「〇〇の業務に携わる中で△△のスキルを磨き、将来的には□□の分野で成果を出せる人材になりたい」といったように、成長とその先の行動を結びつけて伝えると、主体性や将来のビジョンがより明確に伝わり、好印象につながります。

就活の面接対策ならLHH就活エージェントへの相談がおすすめ

面接の志望動機は履歴書と同じでも大丈夫? 伝え方のポイントも解説

就職活動を進める中で、「志望動機をうまく言語化できない」「自己PRに自信が持てない」「面接で何を聞かれるか不安」といった悩みを抱える方は少なくありません。そのようなときは、就活エージェントのサポートを活用するのもひとつの選択肢です。LHH就活エージェントでは、就活支援に豊富な実績を持つコンサルタントが、ひとりひとりの状況に応じて無料でアドバイスを行っています。

LHH就活エージェントが提供するサポートは、志望動機の整理や自己分析の深掘りはもちろんのこと、実際の面接を想定した模擬面接の実施など、選考に直結するものばかりです。「自分ひとりではなかなか気づけない視点をもらえた」「客観的なフィードバックが役に立った」といった声も多く、就活をより前向きに進めるための後押しとなります。

まとめ

就活では、志望動機に一貫性を持たせることが重要です。履歴書に記入した内容を軸にしながら、面接ではその背景や仕事への思いを自分の言葉で補足し、熱意を具体的に伝えましょう。
また、話し方にも工夫が必要です。内容が整理されていなかったり、声が小さく聞き取りづらかったりすると、それだけでマイナスの印象を与えてしまいます。しっかりとした口調で、簡潔かつ論理的に伝えることを意識しましょう。

さらに、待遇や働きやすさなどの条件面を強調したり、「学びたい」「成長したい」といった受け身な姿勢だけを示したりするのは避けるべきです。企業が注目しているのは、「入社後にどのように活躍し、どのように貢献してくれるか」です。これまでの経験を踏まえ、自分の強みを生かしてどのような価値を提供できるのかを具体的に示すことで、面接官により良い印象を与えることができます。

就活支援の経験豊かなコンサルタントが、あなたの就職活動を無料でサポートします

2024年 オリコン顧客満足度Ⓡ調査 就活エージェントランキング  紹介企業 第3位

2024年 オリコン顧客満足度Ⓡ調査

就活エージェントランキング
紹介企業 第3位 ※1

詳細はこちら>>

就活支援の経験豊かなLHHのコンサルタントが、あなたの就職活動を無料でサポートします

※1 2024年 オリコン顧客満足度®調査 就活エージェント 紹介企業ランキング