就活中「やりたいことがない」と感じたらどうするべき? 見つけ方、対処法を紹介

#就活 #やりたいことがない

就活を進めるにあたって「やりたいことがない」という悩みを抱えている方は、実は多いのではないでしょうか。やりたいことがない場合は、自己分析を行う、興味があることやできることのなかから方向性を定めるなど、さまざまな対処法があります。

この記事では、やりたいことがない方でも自分に合う就職先を見つけるための方法を解説します。

目次

「やりたいことがない」と感じた場合の対処法

就活中「やりたいことがない」と感じたらどうするべき? 見つけ方、対処法を紹介

就活を進める中で「やりたいことがない」という壁にぶつかったときの対処法をご紹介します。自分を内省する方法から第三者に協力してもらう方法まで、さまざまな手段がありますので、ぜひ取り掛かりやすいものを選んでください。

自己分析を行う

やりたいことがわからない場合、まずは自分の強みや得意なことをピックアップしてみるのがおすすめです。「やりたいこと」ではなく「できること」を軸に、就活の方向性を探りましょう。

これまでの生い立ちや学生生活を振り返り、相手の役に立った経験や、自分なりにやりがいを感じた経験を洗い出してみてください。そして、それを生かせる業界や職種がないかを探してみましょう。

また、普段から自分が好きなことや興味があることを深掘りしてみるのも、多様な選択肢を見つける方法の一つです。たとえば、化粧品が好きなら「化粧品メーカー(開発・営業・広報など)」「化粧品を取り扱う小売店(販売)」「美容情報を発信するメディア(編集・ライター)」など、さまざまな道が広がります。

業界研究を行う

さまざまな業界の知識を身につけることで視野が広がり、結果として就活の方向性が見つかることがあります。まだ業界研究に着手していない方は、どのような業界・業種があるのかを調べることが近道です。

業界は、「メーカー」「小売」「商社」「金融」「サービス」「ソフトウエア・通信」「マスコミ」「官公庁・公社・団体」の8つに分類されます。さらに、メーカーなら電気機器、食品、スポーツ、住宅など、細かく分類されます。

各業界を深掘りし、自分が興味を持てるものを探してみましょう。「ものづくりに関わりたいからメーカー」「人の成長に関わるのが好きだから、サービス業の中でも教育関連が気になるかも」といった具合に、自分の興味や得意分野に合う進路が見つかる可能性があります。

OB・OGから他己分析をしてもらう

客観的に自分を知りたい場合は、社会人として活躍しているOBやOGを訪問し、他己分析に協力してもらう方法がおすすめです。業界分析をして、ある程度目星をつけた後、実際にその業界で働いているOB・OGに話を聞いてみてください。その際、あなたを客観的に見た印象やアピールポイント、弱みなどを率直に教えてもらうことで、就活を経験した社会人ならではの視点を取り入れられるはずです。

あわせて、OB・OGが入社後に感じているやりがいや入社前とのギャップなど、仕事の実態についても情報収集を行いましょう。たとえば、「入社前に想像していたよりも忙しく、ギャップを感じている」と聞いた際に、「仕事にやりがいを見出したいので、自分なら忙しくても大丈夫だな」とポジティブに捉えるか、「忙しすぎる職場は向いていないかも」とネガティブに捉えるかは人それぞれです。

このように、OB・OG訪問を通じて、自分に向いている業界や仕事を探るヒントを得ることができます。

第三者に相談をする

就活について迷ったときは、専門の窓口を頼ってみるという選択肢もあります。以下の相談先を検討してみてください。

相談先の例

  1. 1.大学のキャリアセンター
  2. 2.就活エージェント
  3. 3.公営の就職支援窓口(新卒応援ハローワークなど)
  4. 4.就活コンシェルジュ

多くの学生や求職者の相談にのり、就職への道を支援してきたプロに話を聞いてもらうことで、適性がわかったり、やってみたいと思える仕事に出会えたりと、自分の可能性が広がります。

応募書類の添削や面接指導を実施しているところもあり、就職先が決まるまで継続的にサポートを受けられる点も魅力です。

インターンシップに参加してみる

少しでも気になる業界や職種があるなら、インターンシップに参加して仕事を擬似体験してみましょう。インターンの業務を通して、「やってみたい」「これなら社会人になっても頑張れそう」と思える分野を発見できるかもしれません。

また、インターン先の企業の社員と接することで、どんな人が働いているのかをイメージしやすくなるメリットもあります。

やりたいことが見つからない人の企業探しのポイント

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やりたいことが見つからないときは、思い切って視点を変えると、魅力的な企業に出会えるチャンスが広がります。具体的な方法をいくつかご紹介するので、試してみてください。

やりたくないこと・苦手なことを除外する

「やりたいこと」ではなく、「やりたくないこと」を軸にしてみると、自然と候補となる業界や職種が絞られてきます。効率的に就活を進めるためにも、できるだけ早い段階で、やりたくないことや苦手なことを除外しましょう。

不得意な分野の仕事は成果を出しにくく、モチベーションを保つのが難しいため、ミスマッチを防ぐためにも、「やりたい」「得意」だけでなく、「やりたくない」「苦手」にもしっかり向き合うことをおすすめします。

興味のあるキーワードから探す

自己分析でピックアップした、自分が好きなことや興味があることに関連するキーワードで求人検索をしてみましょう。「化粧品」「カメラ」「グルメ」「ウェディング」「ホテル」「鉄道」など、気になる分野を調べてみてください。

気になる企業が見つかったら、まずは気軽に説明会に参加するのがおすすめです。企業や業界の雰囲気、仕事内容などがわかるので、志望する仕事の方向性を判断するための材料が得られます。普段からアンテナを張っているジャンルであれば、ビジネスの仕組みや業務についてもスムーズに理解でき、意欲を持って働けるはずです。

得意なこと・学んできたことから探す

大学で学んできた分野や得意な分野に軸を置いて仕事を探すと、自分に合う業界や職種に出会える可能性が高まります。専門的に勉強している分、業務の習得がスムーズで、早い段階で成果につなげやすくなります。また、無理なく実績を出せる得意な分野であれば、モチベーションを維持しながら働ける点も大きなメリットです。

就活面接で「やりたいこと」を聞く意図とは?

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面接では、「あなたが社会人になってやりたいことはどんなことですか?」「弊社に入社して、何をしたいですか?」といった質問を受けることがあります。この質問には、どのような意図があるのでしょうか。

自社の企業研究ができているかを知りたい

「自社について深い研究ができているかどうかを探りたい」というのが、面接で「やりたいこと」について質問する大きな理由です。企業の特長と志望動機がしっかり結びついていれば、興味を持って面接に臨んでいることが伝わります。

「この企業だからこそ、こんな仕事に取り組みたい」と、企業の方針や業務内容に紐付けて答えられればベストです。一方、どの企業にも当てはまるような無難な回答では、志望度が低いと見なされてしまいます。その企業ならではの取り組みやサービスをしっかり調査し、回答の準備をしておきましょう。

就職活動生と自社がマッチしているかを把握したい

企業としては、時間や費用をかけて採用した人材には、できるだけ長く働いてほしいと考えています。面接でやりたいことを聞く背景には、ミスマッチを回避し、早期退職のリスクを減らしたいという意図があります。

たとえ能力が高くても、希望する業務や方向性が企業と合致していない場合はミスマッチであると判断されるので、企業研究が必要です。やりたいことが決まっていて、企業の特長も汲み取れる学生は、志望度が高く入社後も長く活躍できる人材であると見てもらえます。

対応力を評価したい

やりたいことの質問では、就活生に対応力があるかどうかを見極めている場合があります。自分が描く将来像を伝えながら、それが企業の方向性と合致しているとアピールできるのかが肝心です。機転や立ち回り、相手の意図を汲みつつ上手に自己主張をする力などが判断されます。

就活面接で「やりたいこと」を聞かれたときの答え方

やりたいことに関する質問は面接の定番です。必ず事前に準備をして、自分の言葉で伝えられるようにしておきましょう。OK・NGの解答例をご紹介するので、参考にしてください。

OKな回答例

「やりたいことがない」状態から、自分なりの方向性を見つけるまでの過程で、自分の得意分野やこれまでの経験を整理できたはずです。その内容やエピソードをふまえ、応募先の企業と結びつけた答えを用意しましょう。

回答例:
私は、営業職として御社が提供するオーダーメイドサービスの販売に携わりたいと考えています。以前に、コールセンターのアルバイトでカスタマーの問い合わせ窓口業務を担当した経験があります。

その際に、お客様一人ひとりのお悩みやライフスタイルをお聞きしてメニューをご提案することにやりがいを抱き、社会人になっても「パーソナライズできる商品の販売に関わりたい」という思いを持つようになりました。

御社の業務ではお客様に何通りものご提案ができ、一緒に商品を作っていけるところが魅力的だと感じています。

NGな回答例

どの企業にも通じるような内容では、面接官に「なぜ自社を受けようと思ったのだろう」という疑問を抱かせてしまいます。企業の特長や業務内容と関連させた回答を用意しておくことが大切です。以下の例は、志望した理由が不明確なうえ、やりたいことの具体性が欠けています。

回答例:
私は、バスケットボールサークルの代表や飲食店のアルバイトで培ったコミュニケーション能力を生かし、御社の営業職として働くことを志望しています。多くのお客様に商品の魅力を伝え、信頼関係を構築できる社員を目指します。

まとめ

就活において、やりたいことがわからない場合は、自己分析や業界研究を深めたり、第三者に自分を見てもらったりすることで興味を持てる仕事のヒントが見つかるはずです。また、無理にやりたいことを探すのではなく、できることにシフトするという方法もあります。

目指す業界や職種を迷った場合は、ぜひLHH就活エージェントを利用してください。就活支援専門のコンサルタントが在籍しており、カウンセリングを通してあなたがやりたいことを見つけるお手伝いをします。

カウンセリング後には、コンサルタントが厳選した求人をご紹介するので、自分に合う仕事を客観的に知りたい方におすすめです。

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