新卒の就活で重要なインターンシップ!目的や参加方法を確認しよう

就職活動の一環として、まずはインターンシップへの参加を検討している人も多いかと思います。インターンシップに参加することで就活において得られるメリットも数多くあります。その1つに会社の仕組みや意思決定、仕事内容、さらには働く意味などを知ることによって、自分の得意な分野と苦手な分野は何か、仕事の向き不向きなどを把握できる点があります。

自分にはどんな仕事が適しているのかを深く分析する機会を持つことで、就職活動に向けた道筋を見つけやすくなります。インターンシップへの参加は内定に直結するものではありません。しかし、企業が提供するプログラムに参加することで、仕事に対する自分の価値観を発見し、進路を決めるための有益な情報を得られることでしょう。

インターンシップのメリット

1つ目は、何と言っても実際の仕事をする、もしくは仕事を疑似体験することで、その企業を内側から理解できることです。実際の仕事ではなく疑似体験を行うインターンシップであってもそのメリットは大きいといえます。

2つ目は、仕事内容の理解が深まることで、就職先とのミスマッチ防止に役立つことです。インターンシップで仕事を体験しておけば「こんなはずではなかった」という就職での失敗を避けられます。

3つ目は、インターンシップに参加することで参加先企業への就職が有利になることです。直接採用には関係ないといっても、よい印象を残せば就職に有利になる可能性があります。また、就職活動時の面接やエントリーシートに、インターンシップでの経験や学んだことをアピールポイントとして記載すれば好印象につなげられるでしょう。

インターンシップの期間と形式

インターンシップは、企業によって開始時期に違いがあるだけでなく、実施する期間も様々で、一日で終わるものから数か月という長期のものまであります。

学生が参加するインターンシップの期間は1日が最も多く、次いで2~3日、1週間と、比較的短期間のインターンシップに人気が集中する傾向があります。短期インターンシップは学生生活への影響を最低限に抑えながら、複数の企業と接触できるいい機会だといえます。

短期のインターンシップの場合、ワークショップやセミナー形式のものがほとんどです。ワークショップ型の特徴は、グループワークが中心であることです。グループメンバーが知恵を出し合って与えられた課題を解決したり、グループディスカッション等を行ったりするカリキュラムが中心になっています。グループワークを通じて、仕事でも求められる「チームが協力して目的に向かって成果を上げる方法」を学ぶことができます。

セミナー型では、会社側が提供する就労体験や会社見学などのカリキュラムに参加します。実際の業務に参加することはありませんが、働く現場を見ることで会社の雰囲気をつかむことができます。

反対に1か月以上の長期インターンシップは、学生生活に大きな影響を及ぼすことにはなりますが、職務実践型が多く、実際の現場で仕事をする就労体験ができます。短期の疑似体験とは違い、業務内容をより深く理解できる点が特徴です。

また場合によっては、企画の立案や取引先への訪問など、社員と同等の業務を行うこともあるため、より実務のイメージがわきます。先輩の指導を受けながら仕事を進めていくことも多いでしょう。また、長期の場合は参加する学年を問わないケースが多い点も魅力です。

どのインターンシップに参加すべきか?

既に心に決めた志望企業がある人は、その企業をインターンシップ先に選べばよいですが、それ以外の人は何を基準に選ぶべきか迷いどころとなります。志望先が決まっていない場合は、興味のある業界のなかから検討してみましょう。その業界の短期インターンシップに複数参加して比較してみるのもオススメです。

まだ志望業界が決まっていないのであれば、視野を広げることを目的に複数のインターンシップに参加することをオススメします。別の業界のインターンシップに参加すると視野を広げやすくなります。また、規模が異なる会社のインターンシップに参加することでも、貴重な体験を重ねることが可能です。

志望業界が明確になっている場合は、「狭く深く」を目指すインターンシップ活用を目指すとよいでしょう。志望業界の複数の企業でインターンシップを経験することで、同業種でも仕事の進め方や社風の違いなどを理解することができます。

インターンシップに参加するには?

参加を希望する業界や企業を決めたら、就活サイトやイベントなどで情報収集をし、エントリーをします。エントリーのあとは、選考が行われ、面接などで合否が決まる場合もあります。

面接が行われる場合は、なぜ参加したいのか、志望理由を明確に伝えなければなりません。いわば就活の面接の予行練習と考えることもできるでしょう。希望先のプログラムに必ず参加できるとは限らないため、興味がある複数の企業のインターンシップにエントリーするようにしましょう。

インターンシップを最大限に就活に活用するポイント

インターシップへの参加が決まったら、就活に向けてその成果を最大限活用するよう心がけましょう。オススメは、「就活ノート」をつけ始めることです。企業での体験を通じて感じたこと、学んだことを日々記録しておくことは後々の就活で役に立ちます。
たとえば、業務内容や社内ルールなど、初めての社会人生活体験の中での発見を記録しておくと就活の際に役立ちます。

また、せっかく社会人と仕事をする機会に恵まれたならば、先輩社員に対して質問をすることを心がけましょう。インターンシップは、実際に社会人として仕事をしている人と過ごせる貴重な機会です。気になることや聞きたいことは積極的に質問しましょう。

そしてインターンシップを就活の本番だと捉えて参加することです。就活では、面接やグループディスカッションが行われることが多いです。インターンシップで就職活動が始まっているという意識で参加することが大切です。挨拶やマナーなど基本的なことに気を配り、本番のつもりでインターンシップに臨みましょう。

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