#就活 #面接 #言葉使い
就活の面接で、おざなりになりがちなのが言葉遣いです。本記事では、面接で好印象を与えるための言葉遣いの重要性や、具体的な話し方のポイント、正しい敬語を身につける方法などをわかりやすく解説します。言葉遣いに不安を感じている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
- 言葉遣いや受け答えは面接官の印象を左右する重要ポイント
- 面接に合った言葉遣いのポイント
- 就活面接で気をつけたい言葉の言い換え一覧
- 正しい言葉遣いを身につける方法
- LHH就活エージェントに相談して就職活動をスムーズに進めよう
- まとめ
言葉遣いや受け答えは面接官の印象を左右する重要ポイント

面接では、話す内容だけでなく、「どのように話すか」も評価の対象です。どんな言葉で伝えるか、どんな話し方をするかという点も細かく見られています。印象を良くするために「明るくはっきり話す」「要点を押さえる」といったテクニックは意識していても、咄嗟の受け答えや敬語の使い方までは気が回らないという方も多いのではないでしょうか。
正しいつもりで使った敬語が実は誤用だったり、何気ないあいづちが雑に聞こえてしまったりすると、面接官の印象を悪くしてしまうことがあります。言葉遣いの誤りがすぐ不採用につながるわけではありませんが、社会人としての基礎力について判断する重要なポイントとなっています。
就職前に正しい言葉遣いや受け答えを身につけておけば、入社後も役に立ちます。「社会人としての常識がない」と見なされないよう、今のうちから意識してトレーニングしておきましょう。
言葉遣い以外にも、面接そのものに苦手意識のある方は、以下の記事もご覧ください。
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面接に合った言葉遣いのポイント
普段から丁寧に話しているつもりでも、その言葉遣いが面接の場にはふさわしくない場合があります。ささいな言葉の選び方ひとつで印象が左右されることもあります。評価を下げないためにも、面接に適した正しい言葉遣いを身につけておきましょう。
「です」「ます」調で話す
面接では「です」「ます」調の丁寧語で話すのが基本です。
友達との会話やアルバイト先などで語尾を「っす」にするクセがある方は、早めに直しておきましょう。
また、「で~」のように語尾を伸ばすとだらしない印象を与えるので、発言するときは短文で言い切ることを心がけてください。
また、敬語には丁寧語の他に謙譲語と尊敬語があります。丁寧語は助動詞の「です」「ます」や、名詞に「お」「ご」をつけて丁寧にした言葉遣いです。尊敬語は相手を敬い、立てる際に使います。謙譲語は自分を下に置き、相手を立てる際に使います。尊敬語が相手の動作、謙譲語が自分の動作と考えると区別しやすいです。
- 尊敬語「いらっしゃる」「おっしゃる」「なさる」など
- 謙譲語「伺う」「申し上げる」「参る」など
- 丁寧語「です・ます」「お電話」「ご意見」など
敬語は就職後も必ず使いますので、今のうちに身につけておきましょう。
バイト敬語や二重敬語は逆効果になることも

面接では敬語を正しく使うことが大切ですが、使い方を間違うと逆効果です。間違いやすい敬語にはバイト敬語や二重敬語があります。
「バイト敬語」とは、アルバイトの現場などでよく使われる独特な敬語表現のことで、「マニュアル敬語」と呼ばれることもあります。
バイト敬語
- 「~になります」→「~です」
- 「~よろしかったでしょうか?」→「よろしいでしょうか」「よろしいですか」
- 「了解です」→「承知しました」「かしこまりました」
- 「ご苦労様です」→「お疲れ様です」
二重敬語とは、敬語と敬語が重複した過剰な表現です。普段、使っていないかチェックしてみてください。
二重敬語
- おっしゃられる→おっしゃる
- お伺いさせて(行かせて)頂きます→伺います
- お話になられました→話されました
- 話させて頂きます→申し上げます
- ございますでしょうか→ございますか
- 社長様→社長
- ご覧になられる→ご覧になる
ただし、「拝見いたします」「お召し上がりになる」のように、定着しているため許容される二重敬語も存在します。
クッション言葉を活用する
面接時にクッション言葉をうまく活用することで、面接官に与える印象がよくなります。
クッション言葉とは、角が立たないように会話や挨拶の中で、ワンクッション置いて使うフレーズです。
たとえば、「恐縮ですが」「お手数をおかけしますが」「申し訳ございませんが」「恐れ入りますが」「差しつかえなければ」「ご迷惑でなければ」などがあげられます。 クッション言葉を使うことで相手への配慮が伝わり、コミュニケーションも円滑になります。
「えーと」「あの」は言わない

面接では「えーと」や「あの」といったつなぎ言葉の使用はNGです。
緊張しているときや、すぐに答えられない質問をされるとつい言ってしまいがちですが、だらしない印象や自信のないイメージを与えやすいので、極力使わないようにしましょう。他に日常会話でもよく使われる「だから」「なので」もつなぎ言葉なので、「そのため」「したがって」などに言い換えてください。
ただし、口癖になっている方も多く、気をつけていてもついうっかり出てしまうので、模擬面接を行ったり、友人や家族に話し方をチェックしてもらったりするのがおすすめです。客観的なフィードバックを受けながら改善していきましょう。
就活面接で気をつけたい言葉の言い換え一覧
丁寧に話しているつもりでも、就活面接ではふさわしくない言葉があります。つい使ってしまいがちな少し砕けた表現は、あらかじめ適切な言葉に言い換えられるようにしておきましょう。
- そうなんですね→承知しました/そういうことなのですね/納得いたしました
- なるほど(ですね)→おっしゃる通りですね、勉強になります
- 大丈夫です→問題ございません
- ちょっと→少し
- すごく→とても
- わかりました→かしこまりました、承知いたしました
- 知りません→存じません
- すみません→申し訳ございません、失礼いたしました
- 相手の会社(そちらの会社)→御社
- だれですか→どなた様でしょうか、どちら様でしょうか
- ちょっと待ってください→少々お待ちください
また、「はい、はい」などの二つ返事は軽率に見えてしまうほか、小刻みに首を振るのも失礼にあたるので、あいづちを打つ際は細心の注意を払いましょう。
正しい言葉遣いを身につける方法
面接の前に、正しい言葉遣いを身につけておくことが重要です。社会人になってから誤った使い方をして恥をかくことがないよう、今のうちから意識的に習得しておきましょう。
普段から正しい言葉遣いで話す
正しい言葉遣いは一朝一夕では身につきません。まずは日常生活の中で、丁寧な言い回しや敬語の使い方を意識して話す習慣をつけましょう。特に学校の先生や先輩、アルバイト先の上司など、年上の方と接する場面で、言葉選びに注意して会話をすることが大切です。日々、少しずつ訓練を続けることで、自然と面接でも適切な言葉遣いができるようになります。
テレビでニュース番組を見たり、新聞を読んだりするのも正しい言葉遣いへの意識づけに効果的です。話し方や敬語に関する書籍を読むのもおすすめです。こうして得た知識を、実際の日常会話のなかで意識的に使うことで、少しずつ正しい言葉遣いが身についていきます。まずは今日から実践を始めましょう。
第三者にチェックしてもらう
自分だけでは気づきにくい言葉遣いのクセや誤りは、家族や友人、先輩などの第三者にチェックしてもらうことで発見できます。実際の会話に対して、率直なアドバイスをもらいましょう。
また、自分の話し方を録音して確認するのも効果的です。言葉遣いだけでなく、声のトーンや話すスピード、間の取り方なども客観的に見直せます。録音は繰り返し行って、修正点を確認しながら練習するとよいでしょう。
本番を想定した面接練習を受ける
ある程度自信がついてきたら、実際の面接を想定した模擬練習に取り組むのも効果的です。就活エージェントを活用すれば、プロの目線で実践的なアドバイスを得られ、改善点が明確になります。繰り返し模擬面接を受けることで、落ち着いて本番の面接に臨めるようになります。万全の準備を整えることが、成功への近道です。
LHH就活エージェントに相談して就職活動をスムーズに進めよう
面接時の話し方や立ち居振る舞いに不安がある方は、就活エージェントの活用がおすすめです。LHH就活エージェントなら、面接対策はもちろん、就職活動全体を無料でトータルサポートしています。
たとえば、志望業界の絞り込みや履歴書・エントリーシート(ES)の添削、面接対策などは専任のコンサルタントが一人ひとりの状況や希望に合わせて丁寧にアドバイスを行います。
また、応募企業の相談や企業選びのサポートも可能です。一般に出回らない非公開求人も多数取り扱っており、選択の幅が広がります。応募手続きや面接の日程調整も行い、就活に伴う負担を軽減します。
就活には不安や悩みがつきものですが、LHH就活エージェントを活用すれば、ストレスを軽減しながら準備を進められます。ぜひ気軽にご相談ください。
まとめ
就活の面接では、志望動機などの内容だけでなく言葉遣いが大きく印象を左右します。とくに本番では緊張から、普段以上に正しく話すのが難しくなります。だからこそ、正しい言葉遣いのポイントや身につけ方をあらかじめ確認しておくことが大切です。
自分ひとりで対策するのに不安を感じる場合は、無料でプロのアドバイスを受けられる就活エージェントを活用するのも有効です。ぜひ、万全の状態で面接に臨んでください。