【大学生向け】就活とは? するべきことや始める時期、事前準備について解説

#就活とは

まもなく就活がはじまるものの、何から取り組むべきかわからず、不安に感じている方も多いはずです。本記事では、これから就活をはじめる方に向けて、面接までにやるべき準備を6つのステップに分けて詳しく紹介します。就活の際に必要なビジネスマナーとその重要性にも触れているので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

就活とは? やるべきことを6つのステップで解説

【大学生向け】就活とは? するべきことや始める時期、事前準備について解説

就活とは、就職活動の略であり、就職を希望する企業の採用試験に合格して内定を得るために行う活動を指します。一般的には、3年生・3回生の時期から卒業までの期間に行う求職活動が就活に該当しますが、就職へいたるまでの全プロセスを就活と呼ぶこともあります。就活を成功させるには、正しいプロセスに沿って進めていくことが大切です。

1. 自己分析を行う

就活をはじめるにあたり、まず、自分の強みを知るための自己分析を実施しましょう。自分を深く分析し、強みだけでなく弱みとなる部分を知ることで、性格や行動パターンを正しく把握します。

自己分析を行えば、自分に向いている仕事が見つけやすくなるはずです。やりたいことやできることの明確化は、志望動機や自己PRを作成する際に役立ちます。自分の長所や短所、学生時代から現在にいたるまで何を大切に過ごしてきたのか振り返りながら作業を進めていきましょう。

長所や短所を把握するために、マインドマップを活用するのも効果的です。マインドマップとは、思考を整理するためのフレームワークを指します。過去の行動を振り返りながら書き出したことを整理し、自分史を作成していくとスムーズです。

2. 業界・企業研究を行う

次に、興味のある業界や企業に関するリサーチを行います。就職を希望する業界や企業に関する知識がないままでは、採用担当者を納得させられる志望動機や自己PRは作れません。面接で質問をされたとき、回答に詰まってしまえば、面接担当者にネガティブな印象を与えてしまいます。

業界や企業を深く知ることによって、自分との相性を確認できるのもメリットです。また、企業研究に取り組む際は、将来性にも着目してみましょう。今後も需要が高いとされる業界を選択すれば、業務で身に付けたスキルや実務経験が、将来的に自分の市場価値を高めることにもつながります。

業界・企業研究の進め方は、コーポレートサイトや企業の公式SNSを隅々まで熟読したり、経営者が執筆した著書や会社四季報を読んだりするほか、就職説明会に参加するなどの方法があります。

3. インターンシップに参加する

インターンシップとは、就業前の職場体験のことです。就職を希望する企業で実務を体験できるため、実際に職場の雰囲気を感じられるという点が大きなメリットです。インターンシップの期間は企業によって異なり、1週間程度のところもあれば、1カ月から数カ月におよぶ企業もあります。

インターンシップに関する情報は、新卒を対象に求人情報を発信しているWebサイトをはじめ、企業の公式サイト、SNSなどで収集できます。また、大学のキャリアセンターがインターンシップ情報を扱っているケースもあるため、積極的に相談・応募してみましょう。

併せて、卒業生であるOB(Old Boy)・OG(Old Girl)訪問も実施します。就職を希望する業界や企業で働く卒業生から直接話を聞くことで、よりリアルな情報を入手できます。

4. ES (エントリーシート)・履歴書を作成する

一般的な企業では、効率的な選考を目的に書式を統一したES(エントリーシート)を用意しています。実際にESの作成に取りかかる前に、必要事項を別のノートに書き出すなどして記載する内容を整理しておきましょう。

また企業によっては、ESの他に履歴書の提出も求められます。履歴書もESと同じく、採用担当に好印象を与えられるような書き方を学んで作成することが大切です。履歴書に貼る写真を撮影する際は、身だしなみに十分注意することに加え、指定のサイズをチェックすることも忘れないようにしましょう。

5. 採用試験(筆記試験)の対策を行う

企業によっては、筆記試験による選考も行われます。試験の内容は企業によってさまざまですが、性格特性や知的能力を測定するSPI(Synthetic Personality Inventory)、性格や能力をWebテストで測る玉手箱などの適性検査を実施する企業が大半です。

SPIと玉手箱は、適切な対策によって高得点を狙えるため、準備万端で臨みましょう。出題されやすい問題や、回答時間の目安などを事前に把握しておけば、焦らず集中して取り組めます。SPIや玉手箱対策を講じるWebサイトや対策アプリなどを活用するのも有効です。

6. 採用面接の対策を行う

書類選考や筆記試験を終えたら、いよいよ採用面接です。規模の大きな企業の場合、1次面接から最終面接まで複数回に分けて行うケースも珍しくありません。1次面接では、グループディスカッションや集団面接方式を採用する企業が多くなっています。面接は、就活生が自社の求める人材かどうかを判断することが目的です。

採用面接で聞かれやすい質問もあるため、事前に対策しておくことで適切に回答できます。どのような質問をされるのかなどを把握し、対面形式の面接練習を行っておくと安心です。

就活をはじめる時期とは? 一般的なスケジュールを紹介

【大学生向け】就活とは? するべきことや始める時期、事前準備について解説

就活をはじめる時期は業種によって異なるものの、大学3年生の春からスタートするのが一般的とされています。時期ごとに何をすればよいか、就活における全体の流れを把握しておきましょう。

【大学3年:春】自己分析・業界・企業分析を行う

大学3年生の4月から就活をはじめると時間的な余裕が生まれるため、準備を万端にしつつ就活を展開できます。この時期に取り組むべき内容は、自己分析や業界・企業研究です。6月ごろになると、インターンシップを募集する企業が増えるため、自己分析や業界・企業研究に注力することで、インターンシップ先の選択肢を広げられます。

【大学3年:夏~秋】インターンシップに参加する

6月ごろからインターンシップの募集がスタートします。インターンシップで経験した内容は、ESや履歴書の志望動機、自己PRなどに活用できるため、積極的に参加するようにしましょう。

なお、インターンシップには有給と無給があります。数カ月におよぶ長期のインターンシップでは、有給になるケースが大半です。自分の目的や経済状況などを踏まえたうえで検討するようにしましょう。

企業によっては、インターンシップに参加した就活生を早期選考に招くなどのケースもあるため、就活を有利に進められる可能性も高くなります。興味がある業界や企業のインターンシップへ積極的に参加しながら、OB・OG訪問にも取り組みたい時期です。

【大学3年:冬】ES・履歴書を作成する

12~1月は、ESや履歴書の作成に取りかかります。最初から納得できる文書を作成するのは困難です。失敗を重ねながら練習し、ブラッシュアップしていくことが大切です。

ESや履歴書を作成する際のポイントは、志望動機や自己PRに、自己分析や業界・企業研究で抽出した要素をうまく落とし込むことです。たとえば、自己分析で自分の強みが明らかになっているのなら、それを実務に生かしてどう企業に貢献できるのかといった内容を盛り込むと説得力のある文書が作成できます。

【大学4年:春】企業へのエントリーを開始する

大学3年生の3月ごろになると、志望企業のエントリー受付がはじまります。会社説明会を開催する企業も増えるため、積極的に参加するようにしましょう。説明会へ参加する際は、積極的にメモをとったり質問をしたりする姿勢も大切です。

エントリーが終わったあと、筆記試験や面接といった選考に進みます。

【事前準備】就活の前に準備しておきたい2つのこと

【大学生向け】就活とは? するべきことや始める時期、事前準備について解説

就活では、最低限のビジネスマナーが求められます。また、何かと資金もかかるため、活動資金を貯めておくことも忘れないようにしましょう。

1. ビジネスマナーを身に着けておく

インターンシップや筆記試験、面接など、就活では企業とのやり取りが発生します。社会人として求められるマナーは、学生生活で意識しないようなことも多くあるかもしれません。ビジネスマナーを身に付けておけば、採用担当に好印象を与えられます。

スーツ・カバン・靴・髪型などの身だしなみ、正しい敬語や丁寧語といった言葉遣いに加え、時間に遅れないよう早めに行動する意識も大切です。自己紹介をする際は、話す内容や言葉遣いだけでなく、会話中の表情も意識できるよう練習しておきましょう。

2. 就職活動費を準備しておく

就職活動には、電車賃やバス賃などの交通費がかかります。その他にも、就活に適したスーツや靴、カバンなどを購入、またはレンタルしなければなりません。企業によっては、最終面接に限り交通費を支給してくれるケースがありますが、基本的に就活で必要な費用は自分で負担しなければなりません。

また、就職を希望する企業が遠方の場合、新幹線代やホテル代も必要です。10~20万円程度の支出が必要になるケースが多いため、あらかじめ費用を試算して準備しておきましょう。

まとめ

就活でやるべきことは多々あります。いつ何をやればよいのか、就活準備から内定までの流れを正しく把握したうえで、順序よく進めていくことが大切です。就活をはじめる前には、最低限のビジネスマナーを習得し、必要な資金も準備しておきましょう。

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