【就活生向け】マーケティング職の志望動機の書き方は? 例文やNG例も紹介

#マーケティング #志望動機

マーケティング職に就きたいのなら、履歴書やES(エントリーシート)に記載する志望動機に何を書くかが重要です。少しでも就職の成功率を高めるために、志望動機の書き方を把握しておきましょう。本記事では、マーケティング職の志望動機の書き方や例文、NG例文を紹介します。

目次

志望動機作成に不可欠!マーケティング職の仕事内容を理解しよう

【就活生向け】マーケティング職の志望動機の書き方は? 例文やNG例も紹介

就職活動を成功へ導くには、採用担当の方を納得させられる志望動機を作成しなくてはなりません。マーケティング職に就きたい場合も同様に、まずは具体的な仕事内容を理解し、そのうえで採用担当の方に響く志望動機を作り上げる必要があります。

マーケティング職は、市場調査や分析から消費者のニーズを把握し、新たな商品やサービスの開発や改善につなげる仕事です。また、消費者の属性やニーズ、商品の性質などからもっとも効果的なプロモーション方法を企画・実施し、組織の利益拡大につなげます。

マーケティング職は、企業が保有する人材や資金など、リソースを用いて宣伝広告活動を実施するため、常に重責がつきまといます。責任は重いものの、開発した商品やサービスが世に出て受け入れられたときや、喜ぶ消費者の声を聞いたときなどは、大きな喜びも感じられる仕事です。

的確なマーケティングで組織の利益拡大につなげるには、分析力や論理的思考力、コミュニケーションスキル、プレゼンスキルなどが求められます。

マーケティング職志望動機の作成ポイント

マーケティング職の志望動機を作成するときは、実務に関連する経験や強みをアピールするのが基本です。また、数ある企業のなかからなぜその会社を選んだのか、明確な理由を示すことも大切です。

マーケティング職と関連する経験をアピールする

マーケティング職と関連する経験をアピールできると、採用担当の方に早い段階で戦力になれる人材だと思ってもらえる可能性があります。マーケティング職の理解を深めたら、過去を振り返りつつ、実務に関連しそうな経験を洗い出してみましょう。

実際に経験したエピソードや努力したこと、その結果どうなったのかなどを、具体的に書き出します。具体性がないと採用担当の方を納得させられないため、可能なら数値なども交えつつエピソードを書き出していきましょう。

志望動機では、ただツラツラと過去の経験を述べるのではなく、その経験で何ができるようになったのか、どのような能力が磨かれたのかなど、強みをアピールすることが大切です。

マーケティング職に関連する自分の強みをアピールする

過去の経験で得た強みをアピールすることで、採用担当の方に「採用したい」と思ってもらえる可能性が高まります。マーケティングの実務に役立ちそうな強みをアピールすることが大切です。

まずは、入社後に強みを生かして、組織に貢献しているイメージを明確にしてみましょう。イメージを明確化すると、採用担当の方にわかりやすく伝えられます。

「部活で培ったコミュニケーションスキルを武器に、社内外の関係者とスムーズな連携を実現し、組織の利益に貢献します」といった具合に、強みをどのように生かせるのかを伝えましょう。

他社ではなくその企業を志望した理由をアピールする

組織の利益に大きく関わるマーケティング部門は、多くの企業で採用されています。なぜ他社ではなく自社を志望したのか、明確な理由を伝えられるとアピールとして有効です。

その企業を志望した理由をアピールするには、企業の研究が欠かせません。同業他社とどのような違いがあるのか、組織の風土や働き方などに特長があるのかなどを調べ、その企業にパーソナライズした志望理由の作成が求められます。

たとえば、「独自のサブスクリプションサービスで他社との明確な差別化に成功した、貴社の発想力と行動力に感銘し志望しました」といった具合です。

アピールポイント別 マーケティング職の志望動機例文

【就活生向け】マーケティング職の志望動機の書き方は? 例文やNG例も紹介

志望動機をどう作ればよいのかわからない方に向けて、学んだ経験や論理的思考力、好奇心など、アピールポイント別に例文を紹介します。

マーケティングや統計学について学んだ経験をアピールした例

「私は、常に新たなアイデアを形にしようとする貴社の姿勢に感銘し、志望しました。私が大学でマーケティングを学ぼうと考えたのは、組織の発展にもっとも必要なスキルと感じたためです。大学時代は飲食店でのアルバイトにも励み、学んだことを積極的に実践しました。

たとえば、アルバイト先の集客です。当時、アルバイト先の飲食店は集客に悩んでいました。立地はよいのに来客が少ないため、私はお客様への調査を実施しました。結果、立地がよいことに安心し、十分なプロモーションを行えておらず、認知度が低いことがわかりました。

その後、店長とも相談しつつ、大学で学んだ知識を生かし、集客力を高めることに成功しました。貴社へ入社後は、大学で学んだことと、アルバイトで培った経験も生かし、マーケティングの実務で組織へ貢献したいと思います」

マーケティング職では幅広いスキルや統計学などの専門知識が求められるため、それらに通じる経験があることは大きな武器となります。過去に学んだ経験を生かして、どのようなキャリアプランを描いているかまで伝えられると、なおよいでしょう。

論理的思考能力をアピールした例

「私は、他社にはない貴社の綿密な市場分析から販売戦略を導く経営に魅力を感じ、志望しました。大学時代、私はテニスサークルに所属していましたが、入部者は減少の一途をたどっていました。そこで、現状を正確に把握するため、新入生へアンケート調査を実施した結果、アピール不足による認知度の低下が原因と突きとめました。

そこで私がとったのは、サークルのWebサイト設立とSNSの活用です。その結果、例年の2倍の部員を獲得するにいたりました。このように、私の強みは論理的思考力をもとにした課題解決能力です。入社後はこの能力を生かし、既存商品の改善や求められる商品の開発を行い、顧客と貴社に貢献したいと考えています」

マーケティング職には論理的思考力が不可欠であるため、アルバイトやサークル活動などの経験を交えつつ、取り組み内容や成果などをアピールしましょう。

トレンドを追う好奇心をアピールした例

「貴社の先鋭的な戦略に心酔し、志望しました。私が学生時代に力を入れていたことのひとつが、コンビニでのアルバイトです。アルバイト先は、店舗周辺に複数の店舗が混在している激戦区でしたが、そのなかで他社のある店舗だけが突出した集客力を有していました。

同じ商品を扱っているのに、どうしてそこまで差が出るのか疑問に感じた私は、好奇心から独自に調査を行いました。その結果、その店舗では独自の接客や、POPを使用した商品のアピールをしていることがわかりました。その後、自分が勤めていた店舗でも、お客さんが来るのが楽しいと思えるような手作りのPOPや日替わりの応援メッセージを掲示するなど工夫をし、集客に貢献しました。私の強みは、何にでもすぐ興味をもつ知的好奇心です。入社後は、この性格を生かして、新たな商品やサービスの開発に貢献したいと思います」

マーケティングでは、常に新たなアイデアが求められるため、さまざまなことへ興味をもつ好奇心や、情報収集に惜しみない努力ができる点などをアピールするのが有効です。

プレゼン能力をアピールした例

「私が貴社を志望したのは、勤務年数に関係なく、社員の意見を広く取り入れる制度を取り入れたオープンな社風に興味を抱いたためです。私がこれまで、学業とともに注力してきたのは部活です。所属する軽音部は、ライブへの集客力が弱かったため、幾度となく部長へ宣伝の方法を変えたほうがよいのではないかと提言したものの、よい返事をもらえませんでした。

そこで私は、集客に成功している他大学の軽音部の事例を分析、整理し、スライドも使ってわかりやすく部長たちへ説明しました。結果、部長は納得し、SNSなどを用いた新たな手法で集客に取り組むことになり、ライブへの来場者も半年で50人ほど増えました。人に動いてもらうためには、明確な根拠や数値を使いながら、かつ相手の立場になって説明をすることが大切だと感じました。入社後は、この分析力とプレゼン力を生かし、経営陣への魅力的なプレゼンを実現し、組織の発展に貢献したいと思います」

マーケティング職では、自分のアイデアを経営陣などへ提案する機会が多々あります。印象的な内容にする、数値を交えるなどすると、よりプレゼン能力をアピールできます。

マーケティング職の志望動機のNG例文

【就活生向け】マーケティング職の志望動機の書き方は? 例文やNG例も紹介

最後に、採用担当の方にネガティブな印象を与えかねない、NG例文をいくつかピックアップしました。

「志望動機・理由の書き方」はこちら

マーケティング職を深く理解できていない

マーケティング職を深く理解できておらず、実務に無関係なスキルをアピールしてしまうケースです。まずはマーケティングの仕事を正しく理解し、企業が求める人物像に沿った志望動機を考えましょう。

【NG例文】
「私は部活のリーダーをしていました。よりよいチーム運営のため、部内での意見交換を積極的に行うよう努めました。入社後は、このアクティブな行動力を生かして活躍したいと思います」

マーケティングを自ら学ぶ意欲をアピールしていない

新卒未経験の方は、志望動機で「勉強したい」との言葉を用いがちです。しかし、企業は利益を追及する組織であり、勉強する場ではありません。受け身すぎると受けとられることもあるため、注意が必要です。仕事以外でも積極的にマーケティングを学びたい、といった前向きな姿勢をアピールしましょう。

【NG例文】
「以前からマーケティングの仕事に関心がありました。貴社には大勢のマーケターが在籍しているとのことで、働きながら本格的なマーケティングを学べると感じたため、志望しました」

まとめ

マーケティング職の志望動機は、実務に関連するスキルや経験、その企業を志望した理由などを書きましょう。マーケティングの仕事をよく理解できていない、積極的に学ぶ姿勢が見えない、といった志望動機は、選考で不利になるおそれがあるため注意が必要です。

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