面接や自己紹介におすすめの四字熟語60選

#四字熟語 #自己紹介

自己紹介するときに、自分の生きる指針や「こうありたい」という理想を話す人も多いはず。しかしそれを「常日頃から、どんなときも動揺せず、落ち着いて判断できる人になれるよう努力しています」と文章で表現してしまうと、どうしても間延びしてしまいます。
そこでおすすめなのが四字熟語です。以下では自己紹介や面接で使える四字熟語を全部で60語、一挙に紹介します。自分のお気に入りをぜひ自己紹介に取り入れてみてください。

目次

四字熟語60選

1.温厚篤実(オンコウトクジツ)

情に厚く、性質が温かで、誠実なさまを表します。温厚は穏やかさ、優しさ、情の深さを示し、篤実は人情の暑さと誠実さ、親切さを意味します。「温厚篤実な人」というように使います。自分のことを「温厚篤実な人」と表現するのはやや違和感があるため、「温厚篤実な人を目指している」など理想像として掲げるようにしましょう。

2.鷹揚自若(オウヨウジジャク)

ゆったりと落ち着いていて、いかなることにも動じないさまを示します。鷹揚は余裕があり、小さなことに動じないことを、自若はどっしりと落ち着いているさまを意味します。よく似た意味の四字熟語に「泰然自若(タイゼンジジャク)」があります。

3.仰天不愧(ギョウテンフキ)

心にやましいものがなければ、天に対して恥じることはないという意味の四字熟語です。「天を仰ぎて愧じず」と訓読することも可能です。これを自己紹介に使えば、常に堂々と生きるために、自分の価値観や人生観において正しくありたいという意思表明ができます。

4.虚心坦懐(キョシンタンカイ)

わだかまりのない平静な心境で事に臨むさまを示します。虚心は先入観などがない、ありのままを素直に受け入れる心を意味し、坦懐は平静な心境を意味します。「どんなときでも虚心坦懐に振る舞いたい」などと使います。

5.明鏡止水(メイキョウシスイ)

邪念のない、澄み切って落ち着いた心を示す四字熟語です。明鏡はくもりひとつない鏡を意味し、止水は完全に静止した水を意味します。勝海舟の談話を集めた『氷川清話』の中でも「いわゆる明鏡止水のように、心を磨き澄ましておくばかりだ」と使われています。

6.一言芳恩(イチゴンホウオン)

軽く声をかけてもらったことを忘れずに感謝することを示します。どんな些細なことにも感謝の気持ちを大切にする姿勢を、自己紹介に加えたいときにぴったりの四字熟語です。座右の銘とすれば、些細な交流も人脈に繋げる精神を養うこともできるでしょう。

7.千思万考(センシバンコウ)

あれこれと考えて思いをめぐらせることを示します。千と万は数が多いことを意味し、思と考は考えることを意味します。自分の慎重さや思慮深さをアピールするのに適した四字熟語です。よく似た意味の四字熟語に「千思万想(センシバンソウ)」「百術千慮(ヒャクジュツセンリョ)」などがあります。

8.初志貫徹(ショシカンテツ)

初めに心に決めたことを、最後まで貫き通すことを示します。自分の意志の強さをアピールするのにぴったりの四字熟語です。

9.堅忍質直(ケンニンシッチョク)

どんなことも我慢強く耐えて、飾り気のないまっすぐな気性をしているさまを示します。堅忍は強い意志を持って耐えるさま、質直はまっすぎな気性や地味で正直なさまを示します。自分の不器用さを謙遜しつつ、意志の強さをアピールするのに適しています。

10.豪放磊落(ゴウホウライラク)

度量が大きく、小さなことにこだわらないことを示します。豪放も磊落も、いずれも度量の大きさやささいなことにこだわらないことを意味する言葉です。同じ意味の言葉を重ねることで、その意味をより強調しています。

11.迅速果断(ジンソクカダン)

どんなことでも素早い決断と、思い切った行動をするさまを示します。迅速はものすごく速いさまを意味し、果断は決断力の強さや大胆に物事を行う様子を意味します。よく似た四字熟語には「即断即決(ソクダンソッケツ)」や「瓢悍無比(ヒョウカンムヒ)」があります。

12.不撓不屈(フトウフクツ)

強い意志をもって、どんな苦労や困難にもくじけないさまを示します。撓はたわむ、屈するという意味を持つ言葉で、豪放磊落と同様同じ意味を重ねた熟語となっています。萩原朔太郎は『詩の原理』の中で「実にこうした思索の点では、僕は自分の柄にもなく、地獄の悪魔の如き執念深さと、不撓不屈の精神を有している」というふうに使いました。不屈不撓とも書きます。

13.一心一向(イッシンイッコウ)

心がただひとつの方向に向かい、他の何ものにも心を奪われないことを示します。一途さや集中力を言い表すのにもってこいの四字熟語です。似た意味の四字熟語には「一意専心(イチイセンシン)」「一心不乱(イッシンフラン)」「全心全意(ゼンシンゼンイ)」があります。

14.磨穿鉄硯(マセンテッケン)

物事を成し遂げるまで、強い意志を持ち続けて変えないこと、あるいは学問へのたゆまぬ努力を示します。鉄でできている硯(すずり)が磨滅して穴を穿つほど勉強する、という意味から生まれた四字熟語です。勉強家や努力家をアピールしたい人におすすめの言葉です。

15.一日不食(イチニチフショク)

毎日の仕事をしてからでないと食事をとらないことを示します。「一日作(な)さざれば一日食(くら)わず」を略したもので、仕事の大切さを説いた四字熟語となっています。今回選んだ60語の中でも飛び抜けて仕事人間の方におすすめの言葉です。

16.一期一会(イチゴイチエ)

生涯に一度しかないと考えて、そのことに専念するという意味の四字熟語。もともとは茶道の言葉で、どの茶会も一生に一度のものと考えて誠意を尽くして臨むべきだという意味でした。人との出会いだけでなく、あらゆるモノ・コトとの出会いに誠意を尽くす。そんなあり方を示しています。

17.殷鑑不遠(インカンフエン)

身近な失敗例を自分の戒めとせよというたとえ、あるいは自分の戒めとなるものは身近になることのたとえです。殷は中国の殷王朝、鑑は鏡=お手本の意味です。殷王朝の前には夏(か)王朝がありましたが、この言葉は殷王朝の戒めとなるものは、わざわざ遠い昔に求めなくても前代の夏王朝の暴政にあるぞ、ということを示しています。

18.運否天賦(ウンピテンプ)

もともとは運不運は天命であることを示し、これが転じて運を天に任せることも示します。あれやこれやと思い悩むことも必要ですが、運否天賦と開き直ることも同じくらい重要です。つい悩みがちな人にこそ傍に置いて欲しい四字熟語です。

19.脚下照顧(キャッカショウコ)

自分の足元をよくよく見なさいという意味の四字熟語です。もともとは禅宗の言葉で、自分の外に理想を求めるのではなく、まずは自分の足元から見直して反省するべきだという意味を持ちます。これが転じて他人にあれこれ言う前に自分の足元を見つめ直せという意味や、身近な事に気を向けるべきという意味になっています。

20.驕兵必敗(キョウヘイヒッパイ)

驕って敵を侮るような軍隊は、必ず負けるという意味の四字熟語。「驕兵は必ず敗る」と訓読して使うことも多い言葉です。「こうなりたい」という意味では使えませんが、「驕れば負ける」という自分への戒めとして使うことができます。

21.厚徳載福(コウトクサイフク)

厚い徳の持ち主には幸福を身に受けられることを示します。徳とは哲学や様々な宗教で言及されている能力で、善い人間の特質を指します。具体的には気品や温情、勇気や誠実、自信や謙虚、健康などが挙げられます。厚徳載福という言葉は、こうした価値のある性質を身につけることが幸せにつながるのだと考えて行動するための指針となるでしょう。

22.疾風勁草(シップウケイソウ)

辛い状況にあるときこそ、初めてその人が意志の強い人かどうかが分かるというたとえです。疾風は強い風を示し、勁草は強い草を示す言葉です。座右の銘として胸に刻めば、辛い状況に陥ったときに「これは自分の強さを試すための試練だ」と考えられますし、自己紹介としてなら「辛いときでも疾風勁草だと思って頑張るようにしています」というふうに使うことができます。

23.人事天命(ジンジテンメイ)

「人事を尽くして天命を待つ」の略で、人間としてできる限りのことをしたうえで、あとの結果は運命に委ねることを示します。この言葉を使えば「運以外でできることは全部やり尽くす」という真摯な姿勢をアピールすることができます。

24.秉燭夜遊(ヘイショクヤユウ)

人生は短いから、好機を逃さず行楽しようという意味の四字熟語です。秉は持つという意味で、「燭(ともしび)を秉(と)りて夜を遊ぶ」と訓読します。人生仕事も大事ですが、遊ぶことも大事です。遊ぶことがより仕事を充実させてくれるからです。そんな遊びの大切さを教えてくれるのが、この秉燭夜遊という言葉です。

25.和而不同(ワジフドウ)

人に協力はするけれども、むやみやたらと同調するようなことはしないという意味の四字熟語。「和して同ぜず」と訓読して使うこともあります。もともとは孔子の『論語』の言葉で、「君子は和して同ぜず、小人は同じて和せず」から来ています。

26.報恩謝徳(ホウオンシャトク)

受けた恩や徳にお返しをして、感謝の気持ちを持つことを意味します。自分の身にばかり利益のあるような生き方ではなく、きっちり受けた恩や徳には報いて感謝するという姿勢を示しています。人間関係を大切にしたい人の自己紹介におすすめの言葉です。

27.臥薪嘗胆(ガシンショウタン)

目的達成のために努力と苦労を重ねることを示します。臥薪はたきぎの上に寝ることを、嘗胆は苦い肝を舐めることを意味する言葉です。もともとは中国春秋時代の故事から生まれた言葉で、戦いに敗れた雪辱を果たし、仇を討つために自らに試練を課すという意味を持ちます。現代的な意味だけでも使えますし、故事成語としての意味を踏まえて使うこともできます。

28.試行錯誤(シコウサクゴ)

心理学用語「trial and error」の訳語で、新しい物事にあたるときに、試みと失敗を繰り返しながら徐々に解決策や適切な方法を見出していくことを示します。この言葉には単に試みと失敗を繰り返すだけでなく、きちんと前進していく姿勢も含まれています。ビジネス、プライベート問わず大切にしたい言葉のひとつですね。

29.忍之一字(ニンノイチジ)

耐えることこそ、物事を成し遂げるために必要なことであるという意味の四字熟語。宋代中国の学者呂本中が著した『官箴(かんしん)』にある「忍の一字は衆妙の門(あらゆる道理の入り口)」の略語です。よく似た意味の四字熟語には「隠忍自重(インニンジチョウ)」があります。

30.温故知新(オンコチシン)

以前学んだことや昔の事柄を調べたり考えたりすることで、新たな道理や知識を発見して習得していくことを示します。「故(ふる)きを温(たず)ねて新(あたら)しきを知(し)る」もしくは「故(ふる)きを温(あたため)て新(あたら)しきを知(し)る」と訓読します。

31.合縁奇縁(アイエンキエン)

人同士の気心が合うかどうかは、不思議な力を持つ因縁によるものだということを示します。特に男女の間柄について使う言葉ではありますが、人間関係全般にも使えます。人間関係に対する自分の姿勢を表明するのにぴったりの四字熟語です。

32.愛月撤灯(アイゲツテットウ)

モノを愛玩しすぎることを示します。もとは故事成語で、唐代中国の詩人蘇頲(ソテイ)が酒宴の席で月の光があまりにもきれいだからと、灯を撤去させたことから来ています。「月を愛して灯を徹す」と訓読します。通常「愛玩しすぎる」ことはネガティブなイメージがありますが、何事も愛しすぎた頃から面白くなっていきます。そんな「何事もやりすぎるくらいやってみる」という姿勢を表すための言葉として、愛月徹灯を使ってみてはいかがでしょうか。

33.可惜身命(アタラシンミョウ)

体や命を大切にすることを示します。可惜は本来大切に扱われるべき優れたものや立派なものが、正当な扱いを受けていないことを惜しむ気持ちを示す言葉です。身命は体と命という意味です。これが転じて「体や命を大切にすること」という意味になりました。人生において大切なものはたくさんありますが、何より自分の体と命を大切にしたいという姿勢を表現できる四字熟語です。

34.安常処順(アンジョウショジュン)

心配事もなく、今の平穏な生活に満足して、時の流れに身を任せることを示します。「常に安んじて順に処(よ)る」と訓読します。成長や発展の追求も大切ですが、もともとの人生の目的は幸福のはず。その幸福が忙しい毎日ではなく平穏な生活の中にあると思う人には、この安常処順という言葉がぴったりです。

35.韋弦之佩(イゲンノハイ)

自分の欠点を改めるために努力することのたとえです。韋はなめし革、弦は弓のつる、佩は身につけるものを意味します。短気な性格を柔軟なものにするために柔らかいなめし革を身につけた中国戦国時代の西門豹(せいもんひょう)、おっとりした性格を引き締めようと張り詰めた弓弦を身につけた春秋時代の菫安于(とうあんう)の故事から生まれました。

36.医食同源(イショクドウゲン)

食事に注意することが、病気の予防につながるという意味の四字熟語です。仕事にしても私生活にしても、人生を満喫するには健康が第一です。そしてその健康は毎日私たちが食べているもので作られています。医食同源はそのことを意識し、食事を大切にする姿勢を表すための言葉として使えます。またつい食事をおろそかにする自分への戒めとしてもおすすめです。

37.一簣之功(イッキノコウ)

仕事が完成する直前の最後の努力を意味する四字熟語です。これが転じて最後の努力の大切さ、完成までに重ねるひとつひとつの努力とその大切さを示します。簣は土を入れる竹かご「もっこ」を指し、一簣はこのもっこ一杯分の土を指します。仕事の最後まで気を抜かない姿勢を表したい人にぴったりの言葉です。

38.一得一失(イットクイッシツ)

一方で利益があり、他方では損失があるという意味の四字熟語。物事には良いことと悪いことがあることのたとえとしても使われます。もし自分が得をしたと思っていても、知らない間に何か損をしているかもしれない。自分が良いことをしたと思っていても、その行動が誰かを傷つけているかもしれない。そんな物事の二面性を思い出させてくれる言葉です。

39.韋編三絶(イヘンサンゼツ)

何度も繰り返し熱心に本を読むことのたとえで、転じて学問に熱心なことのたとえとして使われます。韋編とは紐で綴った古代中国の書物のこと。孔子が晩年にある韋編の紐が何度も切れるほど読んだという故事から生まれた四字熟語です。勉強への熱心な姿勢をアピールしたり、勉強好きな人が自分のモットーとして掲げたりできる言葉です。

40.因果応報(インガオウホウ)

善行には善い報いが、悪行には悪い報いがあるという意味の四字熟語です。現在では「悪因悪果」、つまり「悪行には悪い報いがある」という意味で使われやすいこの言葉ですが、本来は仏教用語で善行悪行両方の意味があります。行動の指針として、あるいはさまざまな報いに対する解釈の基準としておすすめの言葉です。よく似た意味の四字熟語には「因果因縁(インガインネン)」「輪回応報(リンネオウホウ)」があります。

41.有為転変(ウイテンペン)

この世の全てが常に移り変わるはかないものであるという意味の四字熟語。よく似た意味の四字熟語に「諸行無常(ショギョウムジョウ)」「盛者必衰(ジョウシャヒッスイ)」があります。モノ・コトに執着せず、移り変わるものなのだからと割り切ることも、時には必要です。自分のモノ・コトに対するスタンスを表現することもできますし、自戒として胸に刻んでおくのもおすすめです。

42.雲煙過眼(ウンエンカゲン)

物事に深く執着しないたとえ。雲煙は雲、もやを指す言葉で、過眼は目の前を過ぎ去ることを指します。煙雲過眼、雲烟過眼とも書きます。有為転変と同じく、自分のスタンスを表現するのにおすすめの四字熟語です。このほかにも「虚静恬淡(キョセイテンタン)」「行雲流水(コウウウンリュウスイ)」が、執着しないことを指します。

43.雲水行脚(ウンスイアンギャ)

僧が居所を定めずに、諸国を巡り歩いて修行すること。もしくは人が思うままに旅することを意味します。雲水は修行僧を指し、行脚は目的地を決めずに諸国を歩くことを指します。何も物理的に行脚せずとも、精神的にあちこちを巡り歩いている人もいるでしょう。そんな人はぜひこの雲水行脚を自分のコンセプトに据えてみてはいかがでしょうか。

44.淵広魚大(エンコウギョダイ)

リーダーが有能であれば、その下に集まる人たちも有能であることのたとえ。淵が広ければ、そこにいる魚もまた大きいということから生まれた四字熟語です。つい部下の文句を言ってしまうリーダーが、自戒の意味を込めて使いたい言葉です。

45.温良恭倹(オンリョウキョウケン)

穏やかで素直で、人にうやうやしく自分はつつましやかなさまを示します。それぞれ温が穏やかさ、良が素直さ、恭がうやうやしさ、倹が自らのつつましさを指します。人に好かれるためのスローガンとして使える四字熟語といえるでしょう。なお、『論語』ではこれに譲(へりくだる)を加えて、孔子が備えた5つの徳として挙げています。

46.晦人不倦(カイジンフケン)

教えているときに相手がなかなか理解しなくても、倦まずに教える姿勢を崩さないことを示します。訓読する場合は「人を晦(おし)えて倦まず」と使います。人を指導する立場にある人が胸に刻んだり、自分の指導の姿勢を表明したりするのにおすすめの四字熟語です。

47.諤々之臣(ガクガクノシン)

モノ・コトの是非や善悪を何にはばかることなくストレートに言ってのける人のこと。「諤々」はありのままをストレートに言うことを意味します。空気を読むを是とする日本では諤々之臣は疎まれがちですが、同時に求められているタイプの人材でもあります。自分のスタイルの表明だけでなく、空気を読んでしまう人が自戒として使って欲しい言葉です。

48.画脂鑞水(ガシロウヒョウ)

内実がないのに表面ばかり飾っても意味がないことのたとえです。画脂は油にえがくこと、鑞水は氷に彫刻することを指します。この四字熟語は内実の大切さを説いていると考えることもできるので、つい本質とは違うところに労力を注いでしまう自分への戒めとして使えます。

49.雲外蒼天(ウンガイソウテン)

困難を乗り越え、努力して克服すれば真っ青な気持ち良い空が望めるという意味の四字熟語です。他人への励ましの言葉として使うこともできますが、もちろん自分の背中を押す言葉として使うこともできます。

50.則天去私(ソクテンキョシ)

自分という小さな存在にとらわれず、天地自然という大きな存在に身を委ねて生きることを示します。夏目漱石が晩年に理想とした境地を表した言葉で、「天に則り私(わたくし)を去る」と訓読します。

51.戒驕戒躁(カイキョウカイソウ)

驕らず焦らず騒がず、慎んで静かに堅実にやるべしという意味の四字熟語です。厳しい言葉ではありますが、この言葉を覚えていれば、他人や環境によって心が乱されたときにも自分のペースで確実に行動することができるでしょう。

52.至誠通天(シセイツウテン)

日本の思想家吉田松陰の言葉で、「誠を尽くせば願いが天に通じる」という意味の四字熟語。よく似た四字熟語には「一念通天(イチネンツウテン)」「射石飲雨(シャセキインウ)」があります。自分の行動の指針として胸に刻んでおきたい言葉のひとつです。

53.天空海闊(テンクウカイカツ)

心が広くて度量が大きく、わだかまりが一切ないことのたとえ。また言葉や発想が際限なく広がるたとえとして使われます。空や海のように大きな人柄を示しています。「自分は天空海闊な人で」と言うと違和感がありますが、「天空海闊な人柄になりたい」というふうに使えば自己紹介に組み込むことができます。

54.心定理得(シンテイリトク)

「人心定まりて事理得(う)」の略で、行動が道理に合っていることで、心が安定しているさまを示す四字熟語。この言葉によれば心が不安定になっているのは、行動が道理と合っていないからです。このように考えると心定理得という言葉は、自分の心の状態と行動の良し悪しの判断基準になることがわかります。

55.居案思危(キョアンシキ)

平穏なときでも万が一のために用心を怠らないことが必要である、という戒めの言葉です。一般的には「安きに居(お)りて危うきを思う」と訓読して使います。リスクに対する姿勢やモットーを表現したいときにぴったりの四字熟語です。

56.頂点立地(チョウテンリッチ)

独立の気概を示す四字熟語。言葉としては独り立ちして他人には頼らないこと、志が非常に大きく気概も非凡で堂々していることを指します。訓読する場合は「天を頂いて地に立つ」となります。

57.臨淵羨魚(リンエンセンギョ)

川のほとりで水面を覗き込んで「魚が欲しいなあ」と思っているだけでなく、まずは家に帰って網を作るべきだという意味の四字熟語。望むだけでなく、正しい手段を講じなければ望みは叶わないという教えの言葉です。一般的には「淵に臨んで魚を羨む」と訓読して使います。

58.庸言之謹(ヨウゲンノキン)

誠のある言葉を使うよう常日頃心がけることを示します。庸は常の当て字で、日用や平常の意味ではなく「どんなときでも常に」という意味を含みます。謹は気を配ることを指します。言葉にこだわりがある人、あるいは言葉をぞんざいに扱って失敗したことがある人におすすめの四字熟語です。

59.融通無礙(ユウヅウムゲ)

行動や思考に障害が一切なく、自由でのびのびしていることを示す四字熟語。融通が滞りなく通ることを指し、無礙が妨げのないことを指します。自由を是とする生き方をしていたり、そんな生き方を理想とする人にぴったりの四字熟語です。

60.維摩一黙(ユイマ(ノ)イチモク)

なんだかんだと言葉を重ねるようりも、黙っていた方が良いというたとえ。維摩は釈迦の弟子で、あるとき他の弟子たちが仏教の教理について論争しているときに彼一人だけが沈黙を守っていたそうです。 維摩一黙は彼のその姿勢が「仏教の本質は言葉や文字では表現できない」ということを示したという故事から生まれた四字熟語です。庸言之謹とはまた違った角度で言葉についての姿勢を表明したい人におすすめの言葉です。

お気に入りの四字熟語は理解を深めよう

いかがでしょうか。「これは!」という四字熟語に出会えたでしょうか。四字熟語は意味だけでなく、それぞれの漢字が持つ意味や生まれた経緯も含めて理解することで、より自分のものになっていきます。ぜひ自分を言い表す四字熟語を見つけたら、そこまで掘り下げてみましょう。

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