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就職活動において、企業側が就活生を最初に目するのは証明写真です。見た目の印象は初見の数秒で決まるとも言われ、証明写真の印象が就活を左右する場合があります。
これを踏まえて、ここでは就活の証明写真の撮り方や服装などについての基本的なルールを解説します。
目次
就活の証明写真で気をつけたい基本のルール

就職活動で履歴書に貼る証明写真には、気をつけるべき基本的なルールが複数存在しています。以下にそのルールを解説しますので、証明写真撮影の参考にしてください。
写真のサイズ:縦4cm✕横3cm
履歴書に貼る証明写真の大きさは、縦方向を4cm、横方向を3cmが基本です。一般的な履歴書の大きさはA4かB5ですが、どちらの場合も写真サイズは前述のサイズに統一されています。1~3mmほどなら指定サイズとのずれがあっても大きな問題はありませんが、写真を貼り付ける枠とあっていない場合、違和感を与えるリスクがあるため、枠にあわせることをおすすめします。
証明写真機(スピード写真)を利用する場合は「履歴書サイズ(縦4cm✕横3cm)」など、履歴書向けのサイズを選択すれば適切に印刷されます。ただし、カットして使う必要があるため、既定の大きさにあわせて切るよう心がけましょう。写真館で撮影してもらう場合は、履歴書用であることを指定すれば、適切なサイズに仕上げてもらえます。
写真の背景:無地(ホワイト・ブルー)
写真の背景は無地が基本で、色は白か青、グレーなどが推奨されます。そのため、景色などが映り込んでいるような写真は使わないようにしましょう。撮影の際に証明写真機(スピード写真)を使えば、背景は自動的に無地となります。また、写真館を利用する場合もプロが配慮してくれるため、依頼する方が背景を考える必要はありません。一方、自宅などで撮影するのであれば、無地の壁がある場所を選ぶなど背景を考慮してください。
証明写真の有効期限:撮影から3ヵ月以内
証明写真が必要とされる最大の理由は、第三者のなりすましによる面接を防止し、異なる人物ではないことを企業の採用担当者が確認するためです。そのため、厳密なルールではないものの、撮影から3ヵ月以内の写真を使用するようにしましょう。また、企業が「○ヵ月以内の写真」と指定している場合は、指示に従いましょう。さらに、3ヵ月を経過していなくても、外観の印象が大きく変わっている場合、面接官に「これは応募者本人だろうか?」といった疑念を抱かせることもあり得ます。そのため、髪型の大きな変化や著しく体形が変化した場合などは、期間に関わらず撮りなおすことを推奨します。
証明写真の裏面:氏名を記載
就職活動の証明写真は、履歴書の専用スペースに貼り付けて使用します。ただし、郵送中、または相手企業が管理する中で剥がれることがないとは言えません。その場合に備えて、写真の裏面にフルネームを記載しておきましょう。
就活用の証明写真は、写真館・証明写真機で撮影する

就活において証明写真は何枚も必要になるため、スマートフォンなどで撮影して自宅のプリンターやコンビニでプリントする方もいます。しかし、企業の採用活動を担当する方に好印象を与えたいのであれば、写真館で撮影することをおすすめします。写真館での撮影には費用は掛かりますが、プロならではの機材や撮影技術を使って撮った写真は、見る方に好印象を与えやすいメリットがあります。また、撮影したデータをもらえるので、撮影状態がよい写真を必要なだけ焼き増しできることも大きな利点です。
近隣に写真館がない場合は、証明写真機(スピード写真)を利用しましょう。ただしこの場合、自動的に撮影するため写真館のように姿勢や表情への配慮はありません。それを踏まえて、好印象を得やすい姿勢や表情ができるよう、自ら気を配りましょう。
就活の証明写真で気をつけたい服装

ブラック・ネイビーのスーツを着用する
就職活動用の写真は、スーツの着用が必須です。色は黒やネイビー、形はスタンダードなものを選ぶなど、ビジネスの場にふさわしい印象を出すことを重視してください。
近年は「面接はカジュアルな服装で」と指定する業界もありますが、証明写真は多数の企業に使えるようにフォーマルな服装・髪型で撮影することをおすすめします。
また、サイズが合っていない衣服を身につけていると違和感やだらしない印象をもたれやすいため、体にフィットするサイズのスーツを着て撮影してください。シワが目立つのもだらしなく見られるので、事前にスーツの状態を確認し、必要に応じてアイロンをかけたり、クリーニングを利用したりしましょう。
シャツは無地のホワイトを選ぶ
スーツの内側に着るシャツは無地のホワイト一択です。白いシャツは無難で明るい印象を与えますし、顔色が映えるメリットがあるので、就職活動の定番アイテムとして用意しておきましょう。シャツには襟のバリエーションが多数ありますが、男性であればワイドカラーかレギュラーカラー、女性であればレギュラーカラーかスキッパーカラーを推奨します。どのタイプであってもボタンはすべて締め、着崩さないよう注意してください。
ネクタイは落ち着いた色・柄の物を選ぶ
男性の場合、就職活動の証明写真にはネクタイ着用が基本です。色を選ぶ際には青やグレー、ネイビーなど、無難さを重視すれば問題ありません。柄はカチッとした印象を与えること、悪目立ちしないことを基本として、ストライプやドット、無地やチェックなどを推奨します。ただし、白や黒のネクタイは冠婚葬祭で使うものなので、証明写真撮影時や面接には向きません。
アクセサリー類はつけない
ピアスやネックレス、イヤリングなどのアクセサリーは着けずに撮影しましょう。普段使っているメガネは着けたまま撮影しても問題ありませんが、日常的に使用していても帽子やサングラスは外してください。
就活の証明写真で気をつけたい髪型
証明写真の撮影においては、髪型は印象に大きく影響します。ぜひ以下の点に気を配って撮影に臨んでください。
前髪で顔が隠れないようにする
証明写真が必要とされる主な理由は、企業の採用担当者が本人確認を行うためです。そのため目元が隠れるような髪型は避け、上げるか横に流してください。
清潔感のある髪型にする
似合う髪型は顔や頭の形、髪質などに左右されるのでどのスタイルが好ましいかは一概には言えません。ただし、不潔さやだらしない印象になることは避け、寝ぐせがある状態や、伸び放題でまったく手入れをしていない状態はNGです。
長髪の場合は、後ろで束ねるなど清潔感のある印象を与えるよう心がけましょう。
茶髪の場合は黒髪にする
近年、茶髪は以前ほど気にされなくなっていますが、企業の採用担当者や経営する方が、茶髪に良くない印象を持つことはあり得ます。また、「茶髪でも気にしない」と考える方でも、黒髪に対してまじめな印象を抱きやすいことは考慮に値します。そのためまず自分の容姿を客観視したり、就活コンサルタントに相談したりする機会を作りましょう。そのうえで「茶髪がマイナスな印象につながるかもしれない」と迷う要素があるなら、黒髪にすることをおすすめします。
髪の明るさを示すトーンという単位で具体化すれば、9トーン以上は明るい印象を与えるので、完全な黒髪にしないとしても7トーン以下に抑えると無難です。
まとめ
就職活動において、証明写真が与える印象は非常に重要です。そのため、サイズなどのルールを守ること、写真館などでできるだけ好印象を与える写真を撮ること、服装や髪型などで好印象を与えることを意識しましょう。
就職活動を効率よくスマートに進めたい方には、LHH就活エージェントの利用をおすすめします。LHH就活エージェントは書類作成や模擬面接などのサポートもしているため、証明写真撮影時の髪型や服装へのアドバイスもできます。LHHには経験豊富な就活コンサルタントが揃っているので、就職活動で迷うこと、わからないことがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。