#就活 #インターン行ってない
就活が本格化する中、「インターンに参加していない自分は不利ではないか」と不安な方も多いのではないでしょうか。しかし、インターン未経験だからといって、必ずしも就活で不利になるわけではありません。この記事では、インターンに参加していない学生がどのように就活を進めるべきか、選考での対策や情報収集の方法を解説します。
目次
- 就活でインターンに行ってないと不利?
- インターンに行ってない学生もいる
- 企業はインターン未経験の学生をどう評価する?
- インターンに行ってない場合にとるべき行動
- インターンに行ってなくても就活を成功させる方法
- まとめ
就活でインターンに行ってないと不利?
就活において、インターンに参加していないことが必ずしも不利になるわけではありません。インターンの主な目的は「就業体験をすること」であり、参加は就活生の任意です。インターンは就活の絶対条件ではありません。
実際、就職みらい研究所の「就職白書2024」によると、内定を獲得した学生のうち、その企業のインターンに参加した割合は約35%にとどまります。つまり、約65%の学生はその企業のインターンに参加していなくても採用されています。
もちろん、企業によってはインターン参加を必須としていたり、インターンを通じて見込みのある学生を絞り込むケースもあります。しかし、すべての企業がインターン参加を必須としているわけではないため、過度に悲観する必要はありません。特に1dayインターンのように短期のものは、採用選考への影響が少ないことが多いです。
参照元: https://shushokumirai.recruit.co.jp/wp-content/uploads/2024/04/hakusho2024_0424_14-15.pdf 14-15ページ
インターンに行ってない学生もいる
インターンを一度も経験せずに就活を終える学生も少なくありません。前述の「就職白書2024」の調査結果によると、インターンに参加する学生は年々増加していますが、2024年卒業生の参加率は約75%です。つまり、4人に1人はどの企業のインターンにも参加せずに内定を獲得しています。
このように、インターンに参加しない学生も一定数いるため、過度な不安を抱える必要はありません。また、「就職白書2024」によると、インターンと採用選考に関係がなかったと回答した学生も16.2%おり、インターン参加が選考に大きな影響を与えない企業も存在します。
参照元: https://shushokumirai.recruit.co.jp/wp-content/uploads/2024/04/hakusho2024_0424_14-15.pdf 14-15ページ
企業はインターン未経験の学生をどう評価する?
企業はインターン参加の有無自体を採用選考において絶対視しているわけではありません。前掲の「就職白書2024」によると、約87%の企業がインターンの実施目的として、学生に自社や業界の仕事について知ってもらうことを挙げています。つまり、多くの企業はインターンを採用選考のプロセスというより、純粋に学生と自社が交流するための場所とみなしているということです。
参照元: https://shushokumirai.recruit.co.jp/wp-content/uploads/2024/04/hakusho2024_0424_14-15.pdf 14-15ページ
採用選考とのつながりを意識してインターンを実施している場合でも、そこで重視されているのは「入社意欲」や「スキル」などの見極めをすることです。たとえいくらインターンに参加しても、企業が採用したい人物像とミスマッチであれば、内定をもらうことはできません。
逆に言えば、インターンに未参加でも、応募書類や面接で自分がその企業にとって採用する価値のある人材であるとアピールできれば、十分に企業側の興味を惹くことが可能です。面接などで「なぜ自社のインターンに参加しなかったのか」と質問される可能性はありますが、学業や部活など、そのほかに優先すべき事柄があった事情をしっかり話せれば、企業側にも納得してもらいやすくなります。
インターンに行ってない場合にとるべき行動
先述のように、インターンに参加していなくても、企業が求める人物像とマッチしていれば内定をもらうことは十分に可能です。それには、インターン以外の活動や情報収集を通じて、自分の強みをしっかりとアピールできる準備をすることが大切です。
インターン以外の活動に積極的に取り組む
インターンシップに参加していなくても、学業、部活動、サークル、アルバイト、ボランティアなど、就職活動でアピールできる経験は多岐にわたります。たとえば、サークルでリーダーシップを発揮してイベントを成功させた経験や、ボランティアで社会貢献活動に携わった経験などは、面接やエントリーシートで強みとしてアピールできます。
大切なのは、ただ経験を羅列するのではなく、活動を通じて何を学び、成長したのか、ストーリーとして語れるようにすることです。インターンシップでの経験を語れない分、他のエピソードで企業に自分を印象付けられるようにしましょう。
就活に関する情報を収集しておく
インターンに未参加の場合、参加した方と情報量で差がつく可能性はあります。その差を埋めるには、積極的に業界や企業の情報収集をすることが大切です。就活情報サイトや書籍などを活用し、最新の就活情報を集めましょう。もしも知人にインターンに参加した方がいる場合は、そこで聞いた話や体験したことを教えてもらうのもおすすめです。
就活でとくに重要な情報としては、本選考の内容やフロー、企業が求める人物像やスキルセット、エントリーシートの書き方や面接対策などが挙げられます。これらの情報を把握しておくことで、インターンに参加した方と同じ土俵で選考に臨めます。
インターンに行ってなくても就活を成功させる方法
インターンに行っていなくても就活を成功させるには、自己分析や企業研究、面接対策などを徹底することが重要です。
【自己分析】強み・弱みを徹底分析する
就活にあたっては、自分に合った企業を選ぶためにも、また面接で効果的に自己アピールするためにも、自分の強み・弱みを深く知ることが大切です。その点、インターンに参加した方は、その就業体験を通じて現状の自分の強み・弱みを知る貴重な機会を得られます。
インターンに参加していない方は、ここで差をつけられないように、自己分析ツールを利用したり、周囲の方からフィードバックをもらったりしながら、自分の長所や短所、価値観などを徹底的に見つめ直しましょう。また、これまでの経験を振り返り、その中で得られた成果や成長したポイントを整理しておくことも大切です。
【企業研究】業界・企業の理解を深める
インターンで企業や仕事について直接知る機会を得られない分、徹底した企業研究も欠かせません。企業の公式サイトや採用ページだけでなく、業界の最新ニュースや競合他社の動向、社会的なトレンドを把握することで、企業について深く知り、状況の把握もできます。また、OB・OG訪問を積極的に活用し、現場で働く社員の話を直接聞けば、企業の内部事情やリアルな業務内容を知ることが可能です。
インターンに参加していない場合でも、こうした情報収集を通じて、自分がその企業にどう貢献できるかを具体的にアピールできます。また、業界や企業についてしっかり下調べをしていることを適切に示せれば、インターンに未参加でも入社意欲は高いことを応募先にわかってもらえます。
【面接対策】質問への準備を徹底する
インターンへの参加有無にかかわらず、面接対策も重要です。いくら自己分析や企業研究を徹底しても、その成果を面接で伝えられなくては内定に結びつきません。とくにインターンに行っていない場合に注意すべき点としては、以下が挙げられます。
インターンに行ってない企業の面接で注意すべき点
インターンに参加していない場合、「なぜ自社のインターンに参加しなかったのか」という質問に備えておくことが大切です。「なんとなく」や「応募の時期を逃した」などの答えでは、入社意欲が低く、漫然と就活をしているような悪印象を与えます。そこで、学業やサークル活動など、自分にとってインターン以上に重視すべきことがあったと説明できるようにしておきましょう。
また、先述のように、インターンに参加していない分、企業研究と志望動機の作成にはより力を入れる必要があります。インターンに参加した方は、その時点で企業や仕事内容について知れますし、インターン経験と絡めて志望動機を語ることが可能です。入社意欲を力強く示すには、企業研究を徹底し、この差を埋めるだけの説得力のある志望動機を述べられるようにしなければなりません。
受け答えの質を高めるためには、上記の準備をした上で最終的に模擬面接を受けるのがおすすめです。インターンに参加した方は、インターン選考の過程で面接やグループディスカッションを経験できる場合がありますが、インターンを未経験の場合はそのような実践経験を得られません。そのため、大学の就活支援センターや就活エージェントを活用し、実際の面接を想定して練習を重ねましょう。
【就活支援】エージェントサービスを利用する
就活に不安を感じている場合や、インターンに参加していないことでの情報不足を懸念している場合には、就活エージェントを利用するのがおすすめです。たとえばLHH就活エージェントでは、自己分析から応募書類の添削や面接対策、さらには企業とのマッチング支援まで、専門のコンサルタントが無料で支援してくれます。
就活エージェントは求人企業の採用プロセスや内情を熟知しているため、採用選考を突破するための具体的なアドバイスを受けることが可能です。これによって、インターンに参加していなくても、就活をスムーズに進めやすくなります。
まとめ
インターンに参加していなくても、必ずしも就活で不利になるわけではありません。大切なのは、自分や企業をしっかり分析し、企業が求める人物像に合ったアピールをすることです。そのためには、学業やアルバイトなどの活動を通じて得た成長を明確に伝えることが鍵となります。また、企業研究や志望動機の作成を徹底し、面接に自信を持って臨む準備が必要です。もし不安がある場合は、就活エージェントなどのサポートを活用することで、情報不足を補いながらスムーズに就活を進めやすくなります。