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就活で内定がもらえず、不安や焦りを感じてしまう方は少なくありません。そんなときこそ、まずは内定をもらえない原因を把握し、適切な対策を講じることが重要です。本記事では、内定を得られない方に共通する特徴や、就活を成功に導くための具体的な対策について解説します。
目次
就活で内定をもらえない人の割合

厚生労働省と文部科学省が実施した調査によると、令和6年3月時点における大学生の就職率は98.1%でした。これは調査開始以来、同時期としては過去最高の数値です。就職せずに卒業した学生の割合はわずか1.9%にとどまっています。
ただし、こうした高い数値を見ても、「自分だけ就職が決まらなかったらどうしよう」と不安に感じる方もいるかもしれません。就職活動で内定を得るためには、粘り強く取り組む姿勢が大切です。なぜ内定がもらえないのか、内定を得るために何が必要なのかを正しく理解し、諦めずに最後まで活動を続けましょう。
参照元: https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000184815_00049.html
就活で内定をもらえない人の特徴

就職活動で内定を得られない方には、いくつか共通する特徴があります。ここでは、その特徴や原因を紹介しますので、無意識に当てはまっていないか、注意深く見直してみましょう。
自己分析や企業研究を徹底していない
自己分析では、自分の強みや弱み、将来の目標、キャリアプランなどを明確にし、それをもとに企業選びの軸を定めます。これが不足していると、自分に合った企業を選べず、結果として内定を得られない可能性が高まります。
同様に、企業研究も欠かせないステップです。志望する企業について理解を深めることで、より具体的で説得力のある志望動機を作成できます。企業研究が不十分なままだと、熱意が伝わりづらく、「本当に志望しているのか?」と採用担当者に疑念を抱かれる恐れがあります。
応募書類が雑で不備がある
エントリーシートや履歴書、職務経歴書に不備があると書類選考の時点でチャンスを逃してしまい、内定獲得が遠のきます。これらの応募書類は、自身の熱意やスキルを企業に伝える大切なツールであり、内容に粗さが見られたり、誤字脱字が多かったりすると、「丁寧さに欠ける」「本気度が感じられない」といったマイナスの印象を与えてしまいかねません。
作成後は、誤字脱字や文法ミスがないかを必ず確認しましょう。また、内容が薄く形式的すぎる書類も印象が悪くなりがちです。インターネット上の例文をそのまま使うのも避けましょう。採用担当者は多くの書類を見てきたプロですので、テンプレート的な文章は見抜かれてしまいます。
面接対策が不十分である
面接は、就活の成否を左右するとても重要な場面です。内定を得られない方の多くは、この面接対策が不十分であることが多いです。準備ができていないと、「本当にこの会社に入りたいのだろうか」と疑念を持たれることにもつながります。
とくに、志望動機のような高確率で聞かれる質問に対して、明確でスムーズな回答ができないと、評価が下がる原因になります。よくある質問にはあらかじめ回答を用意し、逆質問の準備もしておきましょう。
企業を厳選しすぎている
企業を厳選しすぎると、応募先が限られてしまい、内定獲得のチャンスを自ら狭めてしまうことになります。理想の職場に入りたいという気持ちは大切です。しかし、あまりにも条件を絞りすぎると、かえってチャンスを逃すことにもつながります。
たとえば、倍率の高い大手企業や人気企業ばかりに応募している場合などがこれに該当します。こうした企業は応募者がとても多く、内定獲得の確率はどうしても低くなりがちです。また、希望条件が多すぎても応募できる企業自体が極端に少なくなり、結果的に内定をもらえる確率が下がってしまいます。
就活で内定をもらえない不安への対策は?
内定がもらえないからといって、過度に不安になったり落ち込んだりする必要はありません。重要なのは、ネガティブにならず、前向きな姿勢を保ち続けることです。冷静に状況を見つめながら、一つひとつ着実にできることを実行していきましょう。
就活は自分に合う場所を探す場と考える
就活で内定をなかなかもらえない状況が続くと、「自分には社会で通用する力がないのでは」と不安に陥る方も多いでしょう。しかし、内定が出るかどうかには企業の採用基準や募集人数、面接官との相性など、さまざまな要素が関係しています。就職活動には「相性」や「タイミング」といった運の要素も大きく含まれるため、自分の能力や価値が否定されたわけではありません。
就活は「企業から選ばれる場」ではなく、「自分に合う場所を探す場」と考えることが大切です。もしネガティブな気持ちにとらわれすぎると、表情が暗くなったり声のトーンが落ちたりして、面接で本来の魅力が伝わらなくなる恐れもあります。必要な準備や対策はしっかりと行いつつ、気持ちは重くなりすぎないよう心がけましょう。
次の選考へ向けて行動する
就活中は、失敗やうまくいかなかった経験ばかりに意識が向きがちです。しかし、過去を悔やんでも現実は変わりません。「この企業とは縁がなかった」と割り切り、次の選考に気持ちを切り替えましょう。
大切なのは、単に数をこなすのではなく、失敗した経験を次につなげることです。どこがうまくいかなかったのか、なぜ手ごたえを感じなかったのかを振り返り、改善点を洗い出しましょう。そのうえで、「次はきっとうまくいく」という気持ちで臨むことが、結果につながります。ストレスを溜めすぎないためにも、肩の力を抜くことも時には必要です。
就活で内定をもらうための対策

就活でなかなか内定がもらえない場合、何らかの課題があります。以下に紹介する対策を参考にして、改善に取り組みましょう。
就活の軸を見直す
就活の軸とは、企業を選ぶ際の基準や自分が譲れない条件のことを指します。就活を進めるうえでの方針や指針となる、とても重要な要素です。内定がなかなか得られない場合、この就活の軸に問題がある場合があります。まずは、自己分析を徹底的に行い、自分の強みや弱みを客観的に把握しましょう。自分一人で難しいと感じる場合は、家族や友人の協力を得るのも効果的です。
見直した軸に基づいて、志望動機などの応募書類も改めて作成しましょう。「なぜその企業を選んだのか」「入社後にどのようなキャリアを描きたいのか」「どのように会社に貢献できるのか」といった点を明確にし、面接でも自信を持って伝えられるように準備を進めることが大切です。
自己分析・企業研究・面接練習を徹底する
自己分析は、自分自身を客観的に確認するために欠かせないステップです。自分の強みや弱み、性格、得意分野などを把握することで、企業に対して適切なアピールが可能になります。そのために、マインドマップやモチベーショングラフ、自分史の作成といった手法に加え、オンラインの自己分析ツールを活用するのも効果的です。
企業研究も同様に重要なので、企業の公式サイトやSNS、経営者のインタビュー記事や著書などを通じて、企業の方針や文化への理解を深めましょう。自己分析と企業研究の両輪が揃っていないと、志望動機に説得力を持たせるのが難しくなり、面接で熱意を十分に伝えることができなくなります。
また、面接対策としては実践的な練習が効果的です。スマートフォンで自分の受け答えを録画して客観的に見直したり、家族や友人の協力を得て模擬面接を行ったりすることで、本番への対応力が高まります。
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企業に合った応募書類を作成する
内定がなかなか得られない場合は、これまでに提出した応募書類を改めて見直してみましょう。履歴書やエントリーシートの内容が、応募先企業の特徴や求める人物像に適したものになっているかをチェックすることが大切です。
もし自己PRや志望動機を複数の企業に対して同じ内容で使い回しているなら、企業ごとにカスタマイズすることが必要です。企業はこれらの項目から、自社にフィットする人材かどうかを判断しているため、汎用的な内容では十分な魅力を伝えることができません。
就活エージェントに相談する
就活エージェントは、就職活動を成功に導くためのさまざまなサポートを提供してくれます。応募書類の添削や模擬面接の実施、さらに個々の希望やスキルに合った求人の提案などが主なサービスです。
就活のプロであるコンサルタントから、専門的なアドバイスを受けられるのは大きなメリットです。多くの就活エージェントでは、基本的に無料で利用できるケースがほとんどです。ただし、一部エージェントでは有料オプションを提供していることもあるので、利用前に公式サイトで料金体系をしっかり確認しましょう。内定に向けた心強い味方として、ぜひ活用を検討してみてください。
まとめ
就活で内定がもらえない場合は、まずこれまでの行動を振り返ることからはじめましょう。自己分析や企業研究が不足していたなら、その点を見直して改善し、面接対策が不十分であれば、十分な時間をかけて取り組むことが大切です。
また、就活のプロである就活エージェントの活用もおすすめです。とくにLHH就活エージェントでは、就活に関する幅広い相談に対応しており、プロの視点から適切なアドバイスを受けられます。無料で利用できるため、気軽に相談してみてください。