【見本あり】管理職の職務経歴書|書き方のポイントもご紹介

#管理職 #職務経歴書

転職活動において、職務経歴書は採用担当の方に自分のスキルや実績を伝えるための重要な書類です。とくに管理職の場合、単なる経歴の羅列ではなく、マネジメント経験や成果を的確に伝えることが求められます。

本記事では、営業職の管理職向けに職務経歴書の見本を紹介しながら、採用担当の方に評価される書き方のポイントを解説します。

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目次

管理職(営業職)の職務経歴書の見本

【見本あり】管理職の職務経歴書|書き方のポイントもご紹介

【要約】
大学卒業後、通信商社であるA社に就職し、法人向けIP電話サービスの営業に従事。マネージャーとしてチームの営業成績を向上させ、年間売上目標比120%を達成しました。部下の育成にも力を入れ、育成プログラムの導入や評価制度の活用を通じて、複数名の昇格を支援しました。

【職務経歴】
20xx年x月~現在 株式会社A社
[事業内容]法人向けIP電話サービスの販売
[従業員数]xxx人
[設立年]xxxx年
[売上高]xx億円
[資本金]xx億円
[本社所在地]東京都港区

■業務内容
20xx年x月~20xx年x月(20xx年x月~:マネージャー職)
[プロジェクト]・法人向けIP電話サービスの営業(単価:数十万円~数百万円)
[役職]マネージャー
[担当業務]

  • 中堅・中小企業(従業員10名~300名)への営業活動
  • 電話や訪問による新規開拓、顧客ニーズのヒアリング、提案、契約交渉
  • 営業戦略の策定、チームメンバーのマネジメントおよび育成
  • 売上管理、営業メンバーの採用

■主な実績

  • チーム(12名)で年間売上12,500万円を達成(目標比120%、前年比140%)
  • チームメンバー3名をマネージャーに昇格させる
  • ヒアリングチェックシートおよび標準プレゼン資料を作成し、提案力を強化
  • 週2回のヒアリングのロールプレイング研修を実施
  • 初訪問からの契約率を前年比150%に向上

【自己PR】
営業職として一貫して顧客の課題解決に注力し、提案力と実行力を磨いてまいりました。現職ではマネージャーとして部下の育成やチーム全体の成績向上にも貢献しています。貴社においても、これまでの営業戦略立案やチームマネジメントの経験を生かし、売上拡大および組織力の向上に貢献できると確信しております。

職務経歴書の書き方・職種別サンプルは、以下の関連記事からダウンロードできます。

管理職の職務経歴書の書き方

管理職の職務経歴書では、単なる業務の羅列ではなく、組織への貢献度やリーダーシップの発揮状況を明確に伝えることが重要です。採用担当者が求めているのは、課題解決能力やチームの成果を最大化できる人材です。

役職、職務経歴、マネジメント経験などをすべて記載する

これまでの役職・職務内容・マネジメント経験・成果を一つひとつ洗い出しましょう。時系列で整理することで、キャリアの流れや実績をより明確に伝えることが可能です。

とくに管理職には、経営層の意向を現場に伝達し、組織をけん引する役割が求められます。そのため、プロジェクトマネジメントの経験や部下の育成実績は、大きなアピールポイントです。管理職として成功させたプロジェクトの概要や、部下の成長・昇格に関する具体的なエピソードを盛り込むことで、マネジメントスキルの実効性を効果的に伝えられます。

具体的な数字やエピソードを記載する

成果を裏付けるには、具体的な数字や実例を用いることが効果的です。たとえば、「営業課長として10名のチームをマネジメントし、年間売上目標を120%達成」などのように、実績を定量的に示すことで、採用担当の方に実力をダイレクトに伝えられます。

また、成果に至るまでの工夫や取り組みのプロセスを加えると、説得力がより高まります。たとえば、「顧客ニーズを的確に把握するためのヒアリングシートを作成し、提案力を強化。その結果、契約率が前年比150%向上」など、施策と結果のつながりを明確にすることがポイントです。

論理的な構成と視認性を意識する

管理職には、部下・関係部署・経営層への的確な情報伝達能力が期待されるため、職務経歴書においても、要点を整理してわかりやすく伝える力が評価されます。

具体的には、単に文章を並べるのではなく、箇条書きや記号(●/■など)を活用して、実績やスキル、担当業務を視覚的にわかりやすく記載します。

  • 売上目標達成率120%(前年比)
  • 部下20名のマネジメント(内、新卒3名)

また、役職名や実績などは見出し形式で整理し、フォントやレイアウトを統一して、全体の見やすさと一貫性を保つことも大切です。

管理職の職務経歴書を作成するポイント

【見本あり】管理職の職務経歴書|書き方のポイントもご紹介

管理職の職務経歴書では、単なる経歴の羅列ではなく、「即戦力として活躍できる人材である」と採用担当の方に伝わる内容に仕上げることが重要です。ここでは、採用担当の方にアピールしやすくするためのポイントを紹介します。

逆編年体式を使う

時系列に沿って記載する編年体式では、「新卒入社→中堅社員→管理職」と進むため、管理職としての経験に到達するまでに時間がかかります。一方で、逆編年体式を採用すれば「現職(管理職)→前職→さらに過去の職歴」という構成にできるため、採用担当の方に響くポイントを効果的に強調できます。これにより、応募者の最新のマネジメント経験や実績を迅速に把握してもらえるのがメリットです。

逆編年体式を記載する際のポイントは以下のとおりです。

  • 最新の職歴から記載し、直近の役職や業務内容を強調する
  • 過去の職歴は要点を簡潔にまとめ、アピールしたい内容が埋もれないようにする
  • 実績やマネジメント経験を強調し、即戦力としての魅力を伝える

冒頭に要約を入れる

職務経歴書の冒頭に要約を記載することは、採用担当の方の関心を引くためにとても有効です。とくに管理職としての経験を端的に伝えるには、マネジメント人数や成果を数値で表現すると説得力が高まります。

例:
「営業部長として課長5名・部下20名をマネジメントし、年間売上前年比120%を達成」

どの役職層を何人マネジメントしていたのかを明確に示すことで、経験の規模やスキルが伝わりやすくなります。

専門用語には補足説明を入れる

職務経歴書には、業界特有の専門用語や社内独自の役職名・略語などを使うことがありますが、それだけでは採用担当の方に伝わらない可能性があります。誰にでもわかるような補足説明を加えるようにしましょう。

例:
「シニアマネージャー(部長相当)」「○○プロジェクト(新規事業開発)」など

業務内容についても同様で、単に社内用語を並べるのではなく、何を担当し、どのような役割を果たしていたのかを、客観的にわかる表現で説明することが大切です。誤解や読み違いが生じないよう、伝わることを意識した言葉選びを心がけましょう。

自己PRも活用してアピールする

自己PR欄は、管理職としての実績や仕事に対する姿勢を伝える絶好の機会です。スキルをただ並べるのではなく、「どのように組織をけん引し、成果を生み出してきたか」を具体的に示すことが重要です。担当業務の内容や規模、達成した結果を、数字や事例を交えて記載することで、より説得力のあるアピールが可能になります。

例:
「業務効率化プロジェクトを主導し、年間のコストを300万円削減」

さらに、マネジメントにおける自身の信念や重視していたポイント、工夫してきた取り組みも合わせて盛り込むと、リーダーとしての人柄やスタイルがより明確に伝わります。

職務経歴書のクオリティを上げるなら転職エージェントに相談

職務経歴書は、採用担当の方がひと目で内容を理解できるよう、客観的かつわかりやすく記載することが重要です。しかし、自分で作成すると、どうしても主観的になったり、適切な表現ができなかったりすることがあります。

そのような場合は、転職エージェントのサポートを活用するのがおすすめです。転職エージェントは、業界のトレンドや企業ニーズを踏まえた職務経歴書の書き方をアドバイスしてくれるだけでなく、応募先企業に合わせたブラッシュアップも行ってくれます。

とくにLHH転職エージェントでは、各業界に精通したコンサルタントが在籍しており、職務経歴書の添削やアドバイスを無料で受けられます。自分一人では気づきにくい表現や構成の工夫についても的確にサポートを行い、より完成度の高い職務経歴書の作成をサポートします。

まとめ

管理職の職務経歴書では、役職・職務内容・マネジメント経験を具体的に記載し、採用担当者に伝わりやすい構成にすることが重要です。とくに、実績を数字やエピソードで示すことで説得力を高め、論理的な構成や視認性を意識することで、より魅力的な職務経歴書に仕上がります。

また、逆編年体式を採用し、冒頭に要約を入れることで、採用担当者が内容をスムーズに把握できるよう工夫しましょう。さらに、転職エージェントのサポートを活用することで、完成度の高い職務経歴書を作成することができます。

LHH転職エージェントでは、各分野に精通したコンサルタントが転職成功をサポートします。ぜひ活用してみてください。

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