転職活動をする際に頼りになるのが転職エージェントです。転職エージェントは、求人紹介はもちろん、面接のサポートやアドバイス、内定後の条件交渉まで、転職活動を総合的にサポートします。一口に転職エージェントと言っても、いくつかのタイプがあります。そのため、転職エージェントを利用する際には、それぞれの違いを理解しておくと、より満足度の高いサービスが受けられるでしょう。
転職エージェントは、そのサービスの内容によって大きくタイプが別れます。ここでは、タイプによって何が違うのか、それぞれの特徴について紹介します。
目次
- 総合型エージェント
- 専門特化型エージェント
- サーチ型エージェント
- LHH転職エージェントは、総合型と専門特化型を進化させエグゼクティブ部門もある転職エージェントです
- 特徴を把握して転職エージェントを活用しよう
総合型エージェント
総合型エージェントは、幅広い業界や業種をカバーした転職エージェントです。
転職エージェントの規模は5名以下の少人数が多いですが、総合型の多くは業界大手です。
求人
そのスケールメリットを生かし求人案件は大手や有名企業、有力スタートアップ企業と幅広く、求人数が圧倒的に多いという特徴があります。多くの業界の情報を持っており、各業界の特徴を把握し、業界比較などの情報を持っています。
多くの企業から求人の依頼を受けておるため、おのずと非公開案件も豊富に持っています。
対象職種
エンジニアや営業、管理部門系職種など、多くの職種で相談にのってもらうことが可能です。たとえば、営業職に応募したいが志望する業界は決まっていないというような場合には、業界を比較しながら選ぶことができます。蓄積されたノウハウに基づいた転職支援を受けられるというメリットもあります。
コンサルタントの体制
担当者となるコンサルタントは、企業と人材の担当が異なる分業制と、両方を1人で担当するスタイルがあります。
企業と人材の担当:分業制
企業担当のリクルーティングアドバイサーと、人材担当のキャリアアドバイザーの分業制のスタイルです。大手の転職エージェントに多い体制です。
企業担当者は業界別、人材担当者は職種別に分かれていることが多くなっています。
メリットとしては、大量の求人を提案してくれることです。方向性が定まっていない場合や、キャリアチェンジを希望している場合は相性がよいでしょう。
デメリットは、スペシャリストには情報が広い分、専門知識が浅いと感じてしまうことがあるかもしれません。
企業と人材の担当:両面制
コンサルタントが企業と人材の両者を担当するスタイルです。
コンサルタントは一定の領域を担当し、たとえば医療業界、Web業界といった業界別、営業職、ITエンジニアといった職種別、役職者や第二新卒層といった組織レイヤー別で分かれています。
メリットは、一気通貫で両顧客を担当するため、転職エージェント内での情報のタイムロスや行き違いが生じません。マッチ度の高い求人の紹介や企業側への交渉も得意とします。
デメリットはコンサルタントよって力量の差が生まれやすいという点です。
専門特化型エージェント
専門特化型エージェントは、専門分野の業種や職種に特化した転職エージェントです。たとえば「ITエンジニア」「自動車業界」「第二新卒」のように特定分野に特化しています。
領域を絞り込んでいるため総合型エージェントほど求人数は多くありませんが、その業界出身のコンサルタントも多いため、豊富な業界知識に基づいた転職支援を受けることができ、精度の高いマッチングが期待できる点が大きなメリットといえます。専門性が高く高年収の求人や、役職者向けの求人案件を中心に、非公開案件を多数保有しているのも魅力です。
デメリットとしては、求人数が少ないことが挙げられます。また、特定分野に絞り込んでいることから他業種や職種との比較が難しいため、他業種・職種に転職するキャリアチェンジの求人紹介は得意ではないでしょう。
専門特化型エージェントに向いているのは、転職する業界を決めている人や、特定の業界を目指している人です。その業界の動向や求められている人材、高く評価されるポイントなども詳細に把握しています。すでにその業界での経験や深い知識があり、さらにキャリアアップしたい人にはおすすめです。
サーチ型エージェント
サーチ型エージェントは、企業から受けた求人に対して最適な人材を探し、紹介する転職エージェントです。自社の持つネットワークをはじめ、あらゆる方法を駆使し、転職を希望していない人も含めて人材を探すため、ヘッドハンティングやエグゼクティブサーチと呼ばれることもあります。エグゼクティブと呼ばれる経営陣クラスや管理職、専門分野に特化したスペシャリストの求人が多く、秘密性の高い求人案件が多いため、ほとんどの案件が非公開になっています。
サーチ型エージェントのメリットは、自分の能力を最大限に活かせる企業に転職ができること、そして現在転職を希望していない人も対象になるため、転職活動を行っていない時期でも条件が合う求人があれば紹介してもらえるという点です。
デメリットは、エグゼグティブ層を対象とした求人は少なく、対象者は一部の人に限られることです。また採用決定までの期間が長く、最初の面談から内定まで数カ月、なかには数年かかることも珍しくありません。
LHH転職エージェントは、総合型と専門特化型を進化させエグゼクティブ部門もある転職エージェントです
総合型と専門特化型のメリットを持ち、デメリットを解消する体制を整えています。
総合型の特徴である業界職種を限定せず豊富な求人数を誇るとともに、専門特化型のように専門性が高いコンサルティングを実現させる体制です。
さらにハイクラス層のためのエグゼクティブ部門もあります。
特長1360度式コンサルティング
企業と人材の両方を担当制する一気通貫型で顧客と一対一で向き合います。
面談を通じて直接人材を理解し、企業へは採用担当者、事業部責任者や経営幹部へも直接かつ継続的にコミュニケーションをとることでニーズの理解だけでなく、課題の発掘やポジション創設の提案なども行えます。
レジュメや求人要項に頼らない、精度の高いマッチングを実現できる体制です。
特長2職種別専門性
コンサルタントは職種別の担当制で、さらに業界別のチームに分かれています。担当職種は細かく分けており、これによりその仕事への専門知識や深い理解ができ、専門領域の追求を図ります。
近年、日本でも職種を軸に転職してキャリアアップしていく傾向が顕著になってきており、それをベストなかたちでサポートするための体制です。
さらにハイクラス層向け専門のエグゼクティブ部門でも、専任コンサルタントがご支援しています。
特徴を把握して転職エージェントを活用しよう
転職エージェントを効果的に利用するためには、各タイプの特徴やメリットを把握したうえで、自分の目的や適性に合ったエージェントを選びましょう。
LHH転職エージェントは、お役にたてるよう全力でサポートしています。
LHH転職エージェントの強み
転職エージェントを使って転職しようかなと考えられた際は、ぜひLHH転職エージェントまでお気軽にご相談ください。求職者の気持ちに寄り添うコンサルティングで、「本当に納得のいく転職」を支援します。
LHH転職エージェントの特長
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- 転職エージェントから希望と違う求人を提案されるのはなぜ? 理由と対処法
- 【ケース別】転職エージェントから連絡がこない理由と対策
- 転職エージェントはなぜ「とりあえず応募しろ」と言う? メリット・デメリットを解説
- 転職エージェントが合わないと感じる理由は? 対処法も併せて紹介
- 【例文付き】転職エージェントへの断り方をケース別に紹介|注意点も解説
- 「転職エージェントは使わない方がいい」といわれている理由|失敗しない選び方も紹介
- 転職での「市場価値」とは? 高める要素・方法・調べ方を紹介
- 転職エージェントは相談だけでも大丈夫! 利用のメリット・注意点を解説
- 転職するべきか? 迷った時の決め方、転職するべき人の特徴を紹介
- 転職活動がうまくいかない10個の原因|世代ごとの解決策、おすすめの転職方法も紹介
- 転職エージェントを使うメリット・デメリットは? 効率的な活用方法を解説
- 転職の自己紹介は実績がなくても大丈夫! アピールできるポイントを7つ紹介
- 業界未経験での転職のポイントを解説! 転職しやすい業界は?
- 転職活動の期間は平均どのくらい? 基本的な転職スケジュールについて解説
- 転職エージェントの賢い使い方とは? 転職活動で周りと差をつけよう
- 今の時代、転職は当たり前? その理由と転職しやすい業界の特徴とは
- ベンチャー企業に転職するメリット・デメリットとは? 向いている人の特徴も解説
- 【例文つき】転職時の年収・給与交渉は大丈夫? タイミングや失敗しないポイント
- スキルアップを目的にした転職を成功させるポイント! 面接での回答例も解説
- 転職における引越しのベストなタイミングや費用、やるべきことを徹底解説
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- タイプ別・転職エージェントの違い
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- 同業他社への転職の注意点|競業避止義務と成功のポイントも解説