転職活動がうまくいかない10個の原因｜世代ごとの解決策、おすすめの転職方法も紹介

＃転職活動 ＃うまくいかない

目次

• 転職活動がうまくいかない10個の原因
• 【世代別】転職活動がうまくいかない人向けの解決策
• まとめ

転職活動がうまくいかない10個の原因

1. 企業のニーズと自分のキャリアが合っていない

転職活動がうまくいかない原因として多いのが、企業が求める人材（ニーズ）と自分のキャリアやスキルが合っていないことです。

たとえば応募条件に「マネジメント経験必須」と書かれているのに経験がない、「要〇〇資格」とあるのに資格を取得していないなどが挙げられます。

反対に、スキルや経験が豊富過ぎて採用に至らないケースもあります。たとえば自社で人材育成することを目的としたポテンシャル採用にスキルや経験が豊富な方が応募しても、なかなか採用されません。

企業が出している応募条件をきちんと確認していないと、このような問題が起こりやすくなります。

2. 求職者が自分の強みなどを客観的に分析できていない

自己分析が甘く、自分の強みやスキルを把握できていないパターンも考えられます。面接では自分がどう役立つのかをアピールすることが重要ですが、自分の強みがわかっていないとうまく伝えられません。

また、自分の市場価値を客観的に把握できていないために、毎回実力に見合わないレベルの企業に応募してしまい、内定を得られないループに陥ることもあります。

3. キャリア・スキルを適切にアピールできていない

前段とも関連しますが、これまでのキャリア・スキルをどのようにアピールすれば良いのかが把握できていないパターンもあります。応募先企業に見合う実力があったとしても、それが相手に伝わらなければ意味がありません。

アピール不足が原因だと考えられる場合は、どの段階で落ちているかも確認しましょう。書類選考すら通過できない場合は、履歴書や職務経歴書などの応募書類の内容を見直さなくてはなりません。

書類選考は通過できても面接で落ちる場合は、面接対策不足で自分の魅力をうまく伝えきれていない可能性があります。面接の最終段階までは行けるのに採用に至らない場合は、実務に必要なスキルが不足している、社風と合っていないなどの原因が考えられます。

4. 企業に対して何で貢献できるのかを伝えていない

企業が知りたいのは、「応募者が自社にどう貢献してくれるのか」です。ベクトルが自分に向いていて、給与や待遇についての希望ばかり述べるような人物では、採用するメリットが感じられないので内定を出せません。

面接の際に自分がどう役立つのか、採用することでどのようなメリットを得られるのかが企業に伝えられているかを確認してみましょう。

5. これまでのキャリアに一貫性がない

転職回数が多く、キャリアに一貫性がない場合、採用担当者からは何がしたいのかよくわからない人物に見えます。

転職回数の多さやこれまでのキャリアについて論理的に説明できないと、「場当たり的で採用してもすぐに辞めそう」と判断されるので、なかなか採用に至りません。

また、キャリアに一貫性があっても、在籍期間が短い企業が複数ある場合は警戒されます。そのため応募先企業での長期的なキャリアプランを伝え、長く働く意思を示すことが重要です。

6. 面接で質問の意図を汲み取った回答ができていない

採用担当者は、何かしらの意図があって応募者に質問しています。その意図を汲み取った回答ができないと、コミュニケーション能力が低い、または準備不足との印象を与えるので面接に合格しづらくなります。

言葉の意味はもちろん、「その質問をするのはなぜか」「何を知りたいのか」まで考えて回答することが大切です。

7. 言動がネガティブで良い人材に見えない

転職に不安を感じていたり、転職活動がうまくいかず自信を喪失したりしていて表情・態度・質問への回答などにネガティブさが滲み出ると、よい人材に見えないので採用されにくくなります。

不安を感じたり自信がなくなったりしても、ネガティブな言動にならないようにしっかりと準備して面接に挑みましょう。

8. 転職先の選定条件が厳しい

年収や知名度が高い企業は競争率も高めです。また、応募者のレベルも高いため、準備・調査不足で応募先企業の業務に対する理解度が低い状態だと、不採用になる確率が高まります。

転職活動が長引いているときは、年収や知名度が高い企業ばかりに応募していないか、事前に応募先企業についてしっかり調査できているかも確認してみましょう。

9. 未経験の業界・業種を選んでいる

ポテンシャル採用になることも多い就活と違い、転職市場では即戦力になれる人材が求められるのが基本です。そのため、未経験の業種、職種では、「未経験可」の求人でもない限り不採用となる可能性が高まります。

ただし、プロジェクトでのリーダー経験があるなどで、企業にプラスになる人材と判断されれば未経験者でも採用される可能性があります。

10. 不採用時の失敗・敗因の分析ができていない

不採用が続くと落ち込んだり、「さっさと切り替えて次に行こう」となったりしがちです。しかし、不採用になった理由を分析して対策を取らないと、また同じ失敗を繰り返す可能性があります。

ここまでの解説からわかるとおり転職活動がうまくいかない原因はさまざまなので、上記1～9の内容を振り返って問題を解決し、今後の面接を改善しましょう。

【世代別】転職活動がうまくいかない人向けの解決策

20代：成長性・経験をアピールする

20代の転職活動がうまくいかない原因で多いのは、上記の1・2・4・9番です。20代は社会人になってからの年数が短く、スキルも経験も少なめです。そのため、企業のニーズに応えきれなかったり自分の強みがわからなかったりして、自分の魅力をアピールしきれず失敗します。

自己分析不足で「自分はもっと評価されるべき」という根拠のない自信をもってしまい、自分の希望ばかり主張したり、実力に見合わない企業に応募したりして失敗するパターンもあります。

【解決策】

企業はそもそも20代にハイレベルなスキルや経験を求めていません。社会人生活が短い20代のスキルや経験が不足しているのは当然だからです。20代の採用においては、今後の成長や自社への適応力を期待するポテンシャル採用が行われることが多いので、自分の成長性をアピールしましょう。

ただし、20代後半は一般的に中堅社員に差し掛かる年齢なので、転職市場でもそれなりのスキルや経験が求められます。自己分析と面接対策を徹底し、自分がどのように貢献できるのかをアピールできるように準備しておきましょう。

30代：スキル・実務経験をアピールする

30代の転職活動がうまくいかない原因で多いのは、上記の2・3番です。30代は社会人になってからそれなりの年数が経過し、業務に関するスキルや実務経験が蓄積されているはずの年代です。しかし、周りに流されて就活し、何となくそのまま働き続けていたなどで、自分の強みを見失っていることがあります。長く働いた分スキルが身に付いているのに、自分に自信がなく面接でうまくアピールできないケースも少なくありません。

30代は転職市場で即戦力となることを期待されるので、スキルや実務経験をしっかりアピールできないと、内定を得にくくなります。

【解決策】

30代の転職を成功させるには、まず自己分析を行い強みやスキル、キャリアを明確にすることが重要です。自分の魅力が最大限伝わるように、面接対策も徹底しましょう。また、30代はリーダーシップやマネジメント能力を期待される機会が増えます。プロジェクトのリーダー経験などがある場合は、積極的にアピールしましょう。

40代・50代：実績・柔軟性をアピールする

40代・50代の転職活動がうまくいかない原因で多いのは、上記の5・8・10番です。40代・50代には、長く働いたからこそ身に付くスキルや経験、専門性が期待されます。しかし、何度も転職を繰り返していたりキャリアに一貫性がなかったりして、期待されるほどのスキルや実務経験が身に付いていないと、なかなか内定は得られません。また、これまでよりも有名な企業であること、高い年収を得ることにこだわり過ぎて難易度が高い企業ばかりを狙い、転職活動がうまくいかないパターンもあります。

【解決策】

40代・50代は、これまでのキャリアで積み上げてきた経験・実績・専門性はあって当たり前とみなされます。どのような職歴であっても、そこから何を得て、企業にどう貢献できるのかを理論的に伝えられるようにしておきましょう。今回の転職で何を実現したいのかをアピールすることも重要です。

また、新しい環境に柔軟に対応する能力も求められるので、「頑固そう」「プライドが高そう」などと思われないよう意識しましょう。

まとめ

転職活動がうまくいかないと、その焦りや不安が言動に現れ、ますます採用されにくくなりがちです。また、内定を得ることが目的になり、「なぜ転職をするのか」といった根幹部分を見失う可能性もあります。そのまま転職すると、次の職場でもミスマッチや不満が生じ、再度離職・転職することになりかねません。そうして転職を重ねるほどに内定を得にくくなり、自分の理想に近い職場から遠ざかってしまいます。

転職活動がうまくいかないときは焦りを抑えて気持ちを切り替え、これまでを振り返って、失敗した理由を冷静に分析することが重要です。

また、自力で転職活動を行っていた場合は、客観的な視点が欠けている可能性が考えられます。転職エージェントを活用し、第三者目線でのアドバイスを受けつつ転職活動を行えば、満足のいく結果が得られるでしょう。

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