転職面接で志望動機を効果的に伝える方法|コンサルタントが解説

皆さんこんにちは。LHH転職エージェントの宮下です。
今回は、転職面接においてあなたの志望動機や熱意を効果的に伝える方法を詳しくお伝えいたします。

準備と行動がどのように転職成功に直結するのか、具体的なプロセスと面接のコツを3つに分けてご紹介します。特に3つ目のポイントが非常に重要ですので、ぜひ最後までご覧ください。

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この方にお話しを伺いました

宮下 義隆
LHH転職エージェント コンサルタント

大学卒業後、BMW正規ディーラーでセールスコンサルタントとしての経験を積み、その後、自動車部品メーカーを経て2015年にLHH転職エージェント(アデコ株式会社)に入社。
モノづくりの製造から完成品販売までの幅広い知識や経験を生かし、プラントエンジニアリング課のマネージャーとして、プラント、エネルギー、産業機器、自動車、電機など各業界の技術職の転職支援を行う。

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熱意を伝えるための3つのコツ

― 熱意を伝えるコツが3つあるとおっしゃっていましたが、その3つを教えていただけますか?

1つ目は自己分析、 2つ目は企業分析、 3つ目はビジョンマッチングです。

自己分析:転職の目的を明確にする

― それぞれ詳しく教えてください。まず1つ目の自己分析についてお願いします。

これは転職活動において最も大事なことのひとつです。
まず「なぜ転職をしようとしているのか」、そして「次の会社ではそれが叶うのか」といった転職活動におけるゴール設定が重要となります。

ゴールは人それぞれ異なりますが、以下のような要素が挙げられます。

  • キャリアアップ
  • 年収アップ
  • 勤務地の希望
  • 商材(製品やサービス)への興味
  • 人間関係
  • 会社の経営状況 など

これらの要素に優先順位をつけて整理することがポイントです。

ただし、それだけで終わってはいけません。 重要なのは、入社後にどのようになっていたいのかというビジョンを描くことです。 キャリアビジョン、ライフビジョンまで明確にすることで、自己分析がより深まります。

― キャリアビジョンやライフビジョンを明確にするには、どのようにすればよいでしょうか?

まずキャリアビジョンについてですが、普段働いている中で「もっとこうしたらいいのに」「こうすれば会社が良くなるのに」と感じることがあると思います。
それが現職では実現できないと感じたことが、転職を考え始めたきっかけではないでしょうか。 その原点に立ち返ることで、自分のキャリアビジョン=実現したい姿が見えてくるはずです。

次にライフビジョンについてですが、これは「自分にとって理想的な生活の形」を意味します。 転職理由としてよく挙がるのが、勤務地やワークライフバランスの改善です。
「どのような生活を送りたいのか」「どんな働き方が理想か」を考えることで、ライフビジョンが明確になっていきます。

企業分析:会社の“方向性”を深く理解する

― 2つ目の企業分析について教えてください。

企業分析をする際は、企業のホームページを活用するのがおすすめです。
具体的には以下のような情報に注目しましょう。

  • 会社概要・沿革
  • 商材やサービスの特徴
  • 市場シェア・業界内のポジション
  • IR情報(上場企業の場合)

中でも特に重要なのは「ビジョン」ページです。
企業がこれからどの方向を目指しているのかを明確に示しており、自分の価値観やビジョンと合っているかを見極める手がかりになります。

理想的には、実際にその企業で働く人から話を聞くことが一番ですが、難しい場合はその企業に精通した転職エージェントに相談するのも良い方法です。

― 宮下さんのご経験の中で、企業分析が良かった方・悪かった方の違いはありますか?

あります。良かった方は、企業ホームページを丁寧に読み込み、自分なりの考察を持って分析していた方です。情報をそのまま記憶するだけではなく、「なぜこのビジョンに惹かれたのか」「自分の経験とどうつながるのか」といった視点を持って面接に臨まれていました。

一方で悪かった方は、ただ情報を丸暗記して「こんなに調べてきました」と過剰にアピールするタイプです。
面接官からすると、「本質的に理解しているのか?」という疑念を抱かせてしまい、かえって逆効果になることがあります。

ビジョンマッチング:自分と企業の未来を重ねる

― 最後の3つ目、ビジョンマッチングについて教えてください。

これは、自身のキャリアビジョンやライフビジョンと、企業のコーポレートビジョンとを照らし合わせ、共通点や重なる価値観を見つける作業を指します。

特に、転職活動におけるゴールはもちろんのこと、将来の自分と企業が目指している姿を照らし合わせることで、気持ちをより強く伝えることができます。

面接官は志望動機や転職理由に対して非常に敏感です。 特にマネジメント層などのポジションでは、表面的・作られた動機はすぐに見破られてしまいます。

だからこそ、自分自身の本音と向き合い、企業の目指す未来と重なる部分を明確にすることが大切です。 その上で、面接で自分の気持ちを本気で伝えられるよう、準備を重ねていきましょう。

話し方・振る舞い・面接中のフォローアップで熱意を伝える方法

― 熱意を伝えるコツが3つあるとわかったのですが、その際に話し方や振る舞いは影響しますか?

はい、これは非常に大きな影響があります。まず面接時の姿勢が重要です。背もたれに寄りかかっていたり、伏し目がちで目線が合わない状態などは、面接官から「熱意が感じられない」というフィードバックにつながることがよくあります。

そのため、しっかりと目線を合わせて、気持ちのこもった会話を心がけることが大切です。

― 熱意を伝える3つのコツを理解していても、話し方や態度が伴っていなければ、面接官に良い印象を与えることはでないということですね

はい。それは大いにあると思います。特にオンライン面接の場合は、身振り手振りが伝わりづらいため、対面での面接以上に大きめのジェスチャーを意識するのがおすすめです。

― 面接中に面接官の反応が悪かったとき、フォローアップする方法や対処法はありますか?

はい、実は「裏技」とも言える方法があります。ややリスクは伴いますが、状況によっては効果的です。

面接の最後に「何か質問はありますか?」と聞かれた際に、通常の質問に加えて、以下のように聞いてみるのです。

「本日はありがとうございました。私は御社でぜひこういった形で活躍したいと考えているのですが、もしよろしければ、今日の面接についてフィードバックをいただけますか?」

このように尋ねることで、面接官はその場であなたの印象や懸念点を口にする可能性があります。たとえば「少し熱意が伝わりづらかった」と言われた場合、その場でリカバリーすることができます。

また「業務内容とイメージにズレがある」と言われた場合でも、その場で自分の意図を補足し、認識をすり合わせるチャンスになります。

この質問は賭けでもありますが、感触がよくなかったときのリカバリーとして、一つの有効な手段と言えるでしょう。

面接で熱意を伝えるために大切な3つの準備

今回の記事では、採用面接において熱意を効果的に伝えるためのポイントを解説しました。

1自己分析
自分が転職を通じて何を叶えたいのか、キャリアやライフのビジョンを明確にすることが第一歩です。
2企業分析
企業の理念や方向性を正しく理解し、共感できるポイントを把握しましょう。特にコーポレートビジョンの理解が重要です。
3ビジョンマッチング
自分のビジョンと企業のビジョンの接点を見つけ、面接ではその共通点を自分の言葉でしっかりと伝えることが大切です。

この3ステップを丁寧に準備することで、単なる「志望動機」ではなく、面接官に「この人と働きたい」と思ってもらえる熱意の伝え方が可能になります。

LHH転職エージェントでは、ハイクラス向けの転職支援に特化し、非公開求人のご紹介から、志望動機・自己PRのブラッシュアップ、面接対策まで、プロのコンサルタントが一人ひとりに合わせたサポートを行っています。

「自分の熱意をどう伝えればよいかわからない」

「企業と本当にマッチしているかを確認したい」

そう感じている方は、ぜひ一度LHHへご相談ください。

あなたの経験と想いを、次のチャンスへつなげるお手伝いをいたします。

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