#転職 #書類選考 #通らない
書類選考で通過しない理由には、応募書類の内容が企業のニーズとマッチしていないことや、アピールポイントが曖昧であることなど、さまざまな理由が挙げられます。本記事では、書類選考を通過できない方の特徴や、通過率を上げるための対策について詳しく解説します。
目次
書類選考で通らない人の特徴は?見直すべき5つの原因
転職を決心し、いざ転職活動をはじめても、さまざまな理由で書類選考に通らず、面接までたどり着けないことがあります。そのような場合は、一度応募内容を振り返り、見直すことが必要です。ここでは、応募前にチェックすべき項目を紹介します。
1.応募書類の書き方に間違いや欠落がある
応募書類の書き方にミスがあると、それだけで選考から外される可能性があります。これは、内容以前の問題として最初に確認すべきポイントです。書類の不備があると、採用担当者に「この方は入社後の業務も丁寧に対応してくれないのではないか」という懸念を抱かせてしまいます。
書類のチェックでは、誤字脱字や入力ミス、記入漏れなどがないかを確認します。また、提出先や提出期限、必要な書類の種類なども再確認することが重要です。
さらに、フォーマットが乱れていたり、文字が読みづらかったりすると、それだけで印象が悪くなりかねません。自分の能力を正しく評価してもらうためにも、まずは書類の体裁面を確認し、内容の充実度や自分のアピールポイントをしっかりと伝えるための基盤を整えましょう。
2.企業の求める条件(スキル・経験)に合っていない
企業が求人をする目的は、主に「その企業に現在不足しているポジションを補うこと」「さらなる企業の成長や拡大の力になる人材を増員すること」です。未経験でも挑戦できる場合もありますが、中途採用では即戦力を求められることが大半です。募集要項に書かれたスキルや経験とのミスマッチがあれば、求人の目的に沿わないため、選考通過は難しくなります。志望するポジションにあわせて自己PRをしっかりと行い、企業が求めているスキルや経験をアピールすることが大切です。
3.待遇に関する希望条件が合わない
待遇に関する希望条件が企業や業界の実情と合わない場合、選考に通ることが難しくなります。
まず、希望年収が応募企業の基準や業界内での平均相場と見合っているかどうかを確認することが重要です。自分の市場価値を客観的に見極め、適切な年収設定を行わなければなりません。
また、希望する勤務地に求人枠があるかどうかも確認しましょう。遠距離通勤や転居が必要な場合、企業はその点を考慮して採用を決定することがあるからです。
さらに、全国転勤がある職種に対して「転勤不可」を希望していないかもチェックしてください。とくに大手企業やグローバル企業では、転勤の可能性もあるため、事前の確認が重要です。
4.職歴に採用のネックになる項目がある
企業は「この応募者は今後この会社で長く活躍してくれる人材か」という点を重視するため、「在職期間が短い」「職歴が多い」「ブランクが長い」などの項目があると、採用時のネックになることがあります。
もしこれまでに転職を繰り返している場合は、それぞれの転職理由について説得力のある説明を面接でできるように準備しておくことが重要です。転職の理由が明確で納得のいくものであれば、企業側も理解を示してくれる可能性が高まります。しっかりと自己分析を行い、自分のキャリアに対する一貫したビジョンを持つことで、ネックとなる項目を克服し、前向きな印象を与えられます。
5.アピールポイントが曖昧で説得力がない
せっかく企業が求めるスキルや経験を持っていても、それを履歴書や職務経歴書へ漠然と書いただけでは採用担当者には伝わりません。どの企業にも当てはまるような一般的なアピール内容を書いてしまうと、応募書類の使いまわしを疑われる可能性もあります。そのため、応募する企業ごとにカスタマイズした具体的なアピールポイントを盛り込むことが大切です。たとえば、過去の実績やプロジェクトの詳細、具体的な成果を記載することで、説得力を持たせられます。
書類選考で採用担当者が見ているポイント
書類選考に提出する履歴書や職務経歴書では、自分の経歴を正確かつ丁寧に記載する必要があります。ここでは、書類選考時に企業の担当者が重視するポイントを解説します。
退職やブランクの理由は具体的に書かれているか
職歴に退職やブランクの期間があることは、必ずしもマイナス評価にはなりません。ただし、その理由が妥当であり納得できる内容であることが前提です。企業側にとって、理由が納得できるものであれば、その期間をポジティブに捉えてもらえます。
また、可能であれば志望動機にもつながるポジティブな内容もあわせて書くことをおすすめします。たとえば、ブランク期間中に新しいスキルを習得したり、自己啓発に努めたりしたことを述べることで、企業から好印象を持たれる可能性があります。
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経験やスキルが企業の求める条件に合うか
応募者の持つ経験やスキルが自社の業務に生かせるものかどうか、また求めるレベルに合うかどうかは、企業が重要視するポイントのひとつです。企業は、即戦力となる人材を求めているため、応募者の所有する資格だけでなく、具体的にどのような業務を経験してきたか、その業務をどれくらいの期間経験してきたかを詳しく見ています。
自分の経験やスキルが企業の求める条件に合っていることをアピールするために、実際にどのような問題を解決してきたかを具体的に示すと、自社でどのように貢献できるかを企業にイメージしてもらいやすくなります。
企業のカルチャーや会社方針との相性は良さそうか
応募者の性格や価値観が、実際に一緒に働くことになる同僚や社風にマッチするかどうかは、企業にとって重要なポイントです。応募者の志向するキャリアプランや勤務条件が自社の方針と合致しているかどうかも確認されます。たとえば、希望する年収が企業の提示する給与と合わない場合や、転勤の可否、勤務地の希望などが企業の方針と一致していないと、長期的な勤務が難しいと判断される可能性があります。
通過率アップのための対策5ステップ
以下では、ここまでの内容を踏まえ、書類選考の通過率がアップする応募書類作成の流れを5つのステップに分けて順に解説します。
1.書類作成のマナーや書式の確認をする
基本的なマナーや書式を守り、応募企業のレギュレーションに適した書類を提出することで、書類選考の通過率を高められます。書類作成の基本的なマナーを確認するうえでは、次のような基本項目をチェックしましょう。
- 誤字脱字がないか
- フォーマットが統一されているか
- 丁寧な言葉遣いが使われているか/表現がおかしくないか など
また、応募企業ごとに定められている提出書類のレギュレーションも必ず確認しましょう。企業によっては、特定のフォーマットや記載項目を求められることがあります。
2.自己分析をしてこれまで経験したことやスキルを整理する
転職活動では、自己分析でこれまでの経験や能力を棚卸しし、アピールポイントとウィークポイントを整理することが大切です。自分の強みや弱みを明確に把握することで、どのような企業で自分が活躍できるかを考えられます。
この自己分析の結果に基づいて、希望する求人に経験やスキルが見合っているかどうかを考えることも重要です。自分の強みを生かせる職場環境やポジションを探し、それに適した求人を選択することが転職活動の早期成功につながります。
3.応募企業のニーズを正しく把握する
企業研究を行い、その企業がどのような能力や経験、パーソナリティを持った人材を求めているのかを理解することで、応募書類や面接でのアピールポイントを明確にできます。
企業研究の手段としては、企業の公式サイトで事業内容や資本金、沿革、ビジョン・ミッションなどを確認する方法が挙げられます。採用情報ページには、具体的な求人要件や求める人物像が記載されていることが多いため、しっかりと目を通しておきましょう。
転職サイトを利用して複数の企業を比較する方法も有効です。企業の比較により、その企業が重視しているポイントや業界内でのポジションが見えてきます。さらに、経営者の著書やインタビュー記事を読み、企業の考え方や風土について学ぶこともひとつの方法です。
また、転職エージェントも企業の内部情報や最新の求人情報を持っています。企業の採用担当者と直接やりとりをして、より具体的な求める人物像などを把握しているため、より具体的なアドバイスを得られます。
4.具体例とともに自己PRの根拠を示す
自己PRを行う際には、具体例やエピソードを交えて根拠を示すことが重要です。まず、2や3で整理した「自己分析結果」と「応募企業のニーズ」を基に、自分の持つ強みのうち応募企業のニーズに合うものをピックアップし、アピールしましょう。
さらに、数値で示せるものはできるだけ具体的な数値を出すと、説得力が増します。たとえば、売上をどれだけ伸ばしたかなど、具体的な成果を数値で表現することで、自分の実績の明確なアピールが可能です。
5.転職のプロに添削してもらう
第三者に応募書類を見てもらうと、自分では気づきにくいポイントを指摘してもらえます。これにより、企業側から見たプラス評価やマイナス評価につながる要素を知ることができます。
応募書類の添削は、AIを用いた添削サービス、ハローワーク、転職エージェントなどの選択肢がありますが、その中でも転職エージェントを利用するのがおすすめです。転職エージェントは業界や応募者個人に合わせた具体的なアドバイスを提供してくれます。また、応募書類だけでなく、面接対策やキャリアプランニングについても総合的にサポートを受けられるため、転職活動をより効率的に進められます。
転職エージェント経由でも書類選考に通らないことはある?
転職エージェントを利用しても、書類選考に通らないことはあります。たとえば、「人気の求人で競争率が高い」「合格ラインが厳しく、応募条件にマッチしない」「すでに他の応募者に決まってしまった」などの理由が考えられます。
しかし、転職エージェントを利用することで、応募時以外にもさまざまなサポートを受けられ、自分だけでやみくもに応募するよりも書類選考通過率を上げることが可能です。以下では具体的な注意点を紹介します。
転職エージェントに添削してもらうときの注意点
転職エージェントに応募書類の添削を依頼する際は、必ず正確な情報を提出し、自分のスキルや経歴を正しく分析してもらいましょう。転職の目的や希望の業種・職種を明確にしたうえで、コンサルタントとの面談時も決して嘘をつかないことが重要です。また、自分の経歴や希望に合った求人を紹介してくれるとはいえ、転職エージェントにまかせきりにせず、自分でも積極的に情報収集しましょう。
転職サポートで通過率をアップさせよう!
書類選考を通過するためには、企業ごとの採用担当目線に立ち、必要な人材であるとアピールすることが重要です。
転職エージェントならLHH転職エージェントがおすすめです。業種ごとに多数のコンサルタントが在籍し、転職支援のプロとして応募者の魅力が伝わる書類作成のサポートを行います。また、書類選考の通過後も、面接日や内定後の調整までサポートを受けることが可能です。転職活動中、書類選考がなかなか通らないと悩んだら、ぜひ一度LHH転職エージェントにご相談ください。
LHH転職エージェントの強み
LHH転職エージェントは、転職活動時だけでなく、長期的にあなたのキャリア構築をサポートするライフパートナーとして、サポートしております。転職をお考えの方は、ぜひLHH転職エージェントの転職支援サービスで、よりよい転職を実現してください。
LHH転職エージェントの特長
-
- 転職エージェント経由でも書類選考に通らない原因と通過率を上げる方法
- 書類選考が通らないのはなぜ? 原因と通過率アップのための対策を解説
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